(株)レ・リード(TDB企業コード:053002268、資本金3000万円、神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町17-34、代表土井俊明氏)と関係会社の(株)レ・リードデザイン(TDB企業コード:478010144、資本金300万円、同所、登記面=横浜市神奈川区三ツ沢上町2-8、同代表)は、2022年12月27日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は長谷川洋一弁護士(横浜市中区日本大通11、横浜綜合法律事務所、電話045-671-9521)。財産状況集会期日は3月22日午前11時。

 (株)レ・リードは、2007年(平成19年)7月に設立した不動産売買業者。横浜市内を営業地盤として、不動産仲介業者経由で個人投資家向け投資用アパートの分譲を主体に建売や宅地の仕入販売を手がけていた。建築設計・施工は(株)レ・リードデザインなど外注先に委託し、2017年7月期には年売上高約32億3000万円に対し約6400万円の当期純利益を計上していた。

 しかし、翌期から工事原価の計上方式を変更し、アパートローンの融資厳格化の影響により販売が伸び悩んだ2019年7月期の年売上高は約19億円にまでダウン、収益性も大幅に低下していた。こうしたなか、販売用不動産の増加と借入金が重荷となり資金繰りは急速に悪化。対外信用も失墜するなか資金繰りは限界に達し、2021年4月頃までに事実上事業を停止していたが、ここにきて今回の措置となった。

 負債は、(株)レ・リードが約8億4000万円、(株)レ・リードデザインが約2100万円、2社合計で約8億6100万円。