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 日曜夕方に行われたカタール・ワールドカップ決勝。ハーフタイムに入るまでにフランス代表は、アルゼンチン代表のゴールネットに向かい1本のシュートさえも放てないまま、0−2というビハインドを背負うことになった。そんな前回王者に対してそこで檄を飛ばしたのが、ワールドカップ最多得点を記録したキリアン・エムバペである。

 24歳のストライカーは「これ以上に悪いプレーもないだろう」とロッカールームで同僚らに熱弁をふるい、「これが人生を賭けた戦いだと認識しているのか?」と訴える。そして「これからピッチに戻ったら、相手を混乱させてやろう。もっと激しくプレーして、対人戦でも全く違う姿をみせてやろうぜ!みんな」と要求したのだ。

 これが明らかとなったのはフランスのチャンネルTF1が制作したドキュメンタリー番組の一部であり、さらにディディエ・デシャン監督も「お前ら、何が違うのかわかっているのか。相手はワールドカップという舞台で戦っている。だがお前らはそうじゃないということだ」と非難。これに奮起したフランス代表は、後半80分から始まったエムバペによるハットトリック劇でPK戦へと突入。最終的にはそこでの惜敗を喫する結果となった。

エムパベが既にパリ・サンジェルマンで再始動

 なおそれからわずか3日後には、キリアン・エムバペは所属するパリ・サンジェルマンにて、すでに練習へと復帰していた。これはクラブ側が敷地内に到着した同選手の様子を、写真と動画によって伝えたものであり、前日に誕生日を迎えたエムバペはこれから12月28日に控えるリーグ戦、レーシング・シュトラスブールとの一戦に向けた準備に勤しんでいく。

@KMbappe était déjà de retour au centre d'entraînement ce mercredi pour préparer la 2e partie de saison ! pic.twitter.com/4VtsdjDmow

- Paris Saint-Germain (@PSG_inside) December 21, 2022