続いて行われた「サービスタイム」では、ボックスから引いたカードに書かれた愛嬌三種セットや決め台詞に挑んだり、1部ではスクリーンに映し出された言葉をダンスで表現して回答数を競う「Shall We ダンス？」、2部では客席参加型の「○×クイズ」が行われ、2人のバラエティ能力の高さで客席は大盛り上がり。

その後は、写真集の撮影のために行った済州島2人旅でのメイキング映像を経て、後半のミニ・コンサートコーナーへ。カラフルな照明のなかで爽やかに歌い上げた「SPARK」、2人の記念すべきデビュー曲でメランコリックなトラックに乗せキレのよいダンスで魅せる「HOME」、2020年に発表した楽曲でファンの前では初披露となった大人の雰囲気漂う「JASMIN」は各部共通で披露。

続いて1部では、儚さを感じるトロピカルなナンバー「HEY,SUMMER」、メロディアスで解放感のある人気曲「MILKY WAY」、2部ではこちらも披露となった2人の甘い歌声が堪能できる「ONLY ONE」、アーバンな雰囲気が印象的な「SEOULITE」を届けた。本編ラストは、サンギュンによる、この3年間色々なことを考え続け、今、伝えたいメッセージと思いを綴ったという歌詞が胸に迫る新曲「Dreams」。モニターには日本語訳の歌詞が映し出され、2人の未来に進もうとする思いと呼応するように明るく照らされたライトもまた、心に残る演出となった。

アンコール前の映像は、1部がケンタ、サンギュンによるお互いへの手紙、2部がファンに向けたメッセージと異なる内容に。これまでの出来事を振り返りながら、丁寧に綴られた言葉に、胸を打たれたファンも多かったはずだ。

アンコール1曲目の「UNREAL」が始まると、ファンからのサプライズとしてメッセージが書かれたスローガンが会場を埋め尽くし、1部では思いが込み上げたケンタが思わず涙を流す場面も……。2部の挨拶で「（今回の公演が）皆さんに向けてのプレゼントになれば嬉しいですし、サブタイトルの『夕暮れの交差点で君と会う』の通り、この場所で会えたことが僕らにとって宝物以上のプレゼントです。もっと恩返しできるように、頑張るという言葉が軽く思えてしまうのですが、たくさんの思い出を作っていきたいです。ふとした時にこの交差点に帰ってきていただければ嬉しいです」というケンタの言葉には、この日のコンサートに向けたくさんの準備を行い、無事に終えることができる喜びと、未来に向けた思いが込められていた。

ラストは明るく、「TELL ME」と「WHO I AM（Prod. Flow Blow）」の2曲で、今回の公演を締め括った2人。発売当初、コロナ禍の影響もあり日本でのパフォーマンスが叶わなかったミニアルバム「JASMIN」の収録曲や、人気曲をふんだんに詰め込んだ今回の公演は、トークコーナー含め大ボリュームの内容となった。ファンへの細やかな気遣いや抜群のトークスキル、クールで熱いパフォーマンス、2人の仲の良さや互いの信頼関係が伝わってくる今回のコンサートを経て、韓国、そしてここ日本でもケンタとサンギュンに再会できる日を期待したい。

■公演概要
「Dear my friend -夕暮れの交差点で君と会う-」
大阪公演：2022年11月22日（火）大阪・サンケイホールブリーゼ
1部OPEN 14:00 / START 14:30 2部 OPEN 16:00 / START 16:30

東京公演：2022年11月27日（日）東京・恵比寿ザ・ガーデンホール
1部OPEN 13:00 / START 13:30 2部 OPEN 17:00 / START 17:30

◆1部セットリスト
1.STAY
2.AWAKE
3.SPARK
4.HOME
5.JASMIN
6.HEY,SUMMER
7.MILKY WAY
8.Dreams
9.UNREAL

アンコール

1.TELL ME
2.WHO I AM（Prod. Flow Blow）

◆2部セットリスト
1.SHADUBIDU
2.AWAKE
3.SPARK
4.HOME
5.JASMIN
6.ONLY ONE
7.SEOULITE
8.Dreams
9.UNREAL

アンコール

1.TELL ME
2.WHO I AM（Prod. Flow Blow）

■関連リンク
イベント公式Twitter：https://mobile.twitter.com/kenta_sanggyun