mirume(みるめ)深緑茶房は、愛知県名古屋市西区那古野(なごの)にある日本茶カフェです。昔ながらの下町情緒があふれる円頓寺(えんどうじ)商店街と、風情ある古民家が立ち並ぶ四間道(しけみち)の交差する場所に、2021年5月にオープンしました。

「みるめ」とはお茶業界の用語で「若い芽」を意味する言葉です。店名には、若い芽を使った上質なお茶を提供することと、新しい挑戦をし続けることの2つの思いが込められています。

1階は物販とテイクアウトのスペースとなっており、お茶の試飲も可能です。2階がカフェスペースとなっており、ゆっくりとお茶やお菓子をいただけます。

物販コーナーでは、何種類かの伊勢茶(茶葉)とティーバックやオリジナルのお菓子、お茶請けのドライフルーツなどを販売しています。複数のメディアに取り上げられ、2022年グッドデザイン賞を水出し緑茶のテイクアウトサービス「朝ボトル」の申し込みも可能です。

カフェスペースは大きな窓から明るい陽光の差し込む開放的な空間。茶箱を利用した椅子が日本茶カフェらしい雰囲気です。

お茶メニューの種類と価格は以下の通り。

・急須で楽しむお茶(香小町/玉緑茶) 650円
・急須で楽しむお茶(千寿/深緑) 850円
・マグカップで飲むお茶(香小町/玉緑茶/くきほうじ茶) 550円
・水出し緑茶(香小町/玉緑茶) 550円

「香小町」「玉緑茶」「千寿」などは茶葉の名前です。いずれも伊勢の茶農家が丹精込めて作った「やぶきた」茶で、同じ品種であっても栽培方法・加工方法・焙煎度合い・摘む時期によってまったく違った味に仕上がるのだとか。

日本茶を飲みなれていないのなら、コクがありバランスのとれた味わいの「香小町」や、すっきりとした香ばしい香りの「玉緑茶」がおすすめとのこと。

mirumeのお茶は「煎がきく」といわれ、4、5煎目までしっかりとお茶の味を楽しめるのが特徴です。急須のお茶を注文すると、茶葉を入れた急須、お湯の入った湯冷まし、湯飲みを載せたお盆がテーブルに運ばれてきて、スタッフがお茶の淹れ方を丁寧に説明してくれます。

単に飲むだけでなく、自分で淹れるところも含めてお茶を楽しめるのがmirumeならではと言えるでしょう。最後に炒った玄米を出してくれるので、急須に加えて玄米茶も味わえます。

お茶請けには、大福や羊羹などの和菓子(250円〜)やお茶とのペアリングを考えて作った伊勢茶のチーズケーキが人気です。甘味をいただきつつ、何煎もお茶を淹れてゆっくりと過ごせます。

何度も農林水産大臣賞を受賞した本格的な伊勢茶を気軽に楽しめるmirume深緑茶房。名古屋の那古野エリアや円頓寺商店街を訪れたら、散策の休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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名称 mirume深緑茶房
住所 愛知県名古屋市西区那古野1丁目36-57
電話 052-551-3366
公式サイト https://shinryokusabo.co.jp/
Instagram https://www.instagram.com/cha_cafe_shinsabo/