RX-8パトカーはどうなる?

再開発地に警察博物館が含まれる

 警視庁から引退したマツダ「RX-8」パトカーの屋外展示が目印、銀座の警察博物館が取り壊される見込みであることがわかりました。


警察博物館に展示されているRX-8パトカー(乗りものニュース編集部撮影)。

 東京都と関連自治体は2022年9月20日(火)、有楽町・銀座・新橋周辺地区および京橋三丁目東地区に係る都市計画案の説明会を開催。銀座の自動車専用道路「KK線」こと東京高速道路の廃止と緑道化にともなう地域の開発計画のひとつ、京橋三丁目東地区の再開発地内に、警察博物館が含まれています。

 警察博物館は地下鉄銀座線の京橋駅付近、中央通りと高架のKK線が交わる箇所にあります。この博物館を含む一帯に、地下4階・地上35階建ての再開発ビルが建設され、緑道化されたKK線の上部空間「トーキョースカイコリドー」と直結します。

 東京都都市整備局によると、警察博物館の現在の建物は取り壊される見込み。現在は、地権者などと再開発事業を推進する組合を組織している最中で、警察博物館が再開発ビルの中に入るか、別の地へ移転するかも含め、今後の協議によるといいます。

 京橋三丁目東地区の再開発ビルは2025年度着工、2029年度竣工予定。スカイコリドーの一部区間も同時竣工が目指されています。スカイコリドーの事業着手は2027年が目標。その前に、KK線は全線廃止となる見込みだそうです。

 なお、スカイコリドーの整備を再開発組合が行うか、現在KK線を運営する東京高速道路株式会社が行うかも、まだ決まっていないということです。