【海外発!Breaking News】30代息子の交際相手に嫉妬、息子に嫌がらせを続けた母親に18か月間の接近禁止命令(英)
30代の息子の交際相手に嫉妬し、半年にわたり嫌がらせや暴行を加えてきた母親に有罪判決が下されたというニュースがイギリスから届いた。母親は交際相手と同棲するために息子が家を出てしまったことを受け入れられず、悪質なメールを定期的に送ったり、暴言を浴びせたりした。そのストレスにより精神状態が悪化した息子は、現在も精神疾患に苦しんでいるという。『The Sun』『Metro』などが伝えている。
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英チェシャー州ネストンに住むポーリン・ランドルズ(Pauline Randles、57)は今年4月、30代の息子サイモンさん(Simon)に殴る蹴るなどの暴行を加えた疑いで起訴された。
ポーリンはサイモンさんの交際相手であるローレン・ストッカーさん(Lauren Stocker)に息子を奪われたことで「空の巣症候群」に苦しんでいると主張し、6か月以上にわたって嫌がらせを行ってきたという。
「空の巣症候群」とは、子供が自立することで自分の役割が喪失したと感じ、空虚感や不安感に襲われる状態のことだ。
ポーリンはローレンさんと同棲するために実家を出たサイモンさんに、定期的に「仕事をクビになればいい。死んでしまえばいい」などという内容のメールを送ったり、「ローレンに会うなら殺してやる」などの暴言を浴びせてきた。
肉体的に精神的にも追い詰められたサイモンさんはストレスのため入院し、現在も不安とうつ病に苦しんでいるという。
そして先日、ウォリントン治安判事裁判所で開かれた裁判で、アシュリー・シンプソン検察官(Ashleigh Simpson)は次のように経緯を述べた。
「以前は良い親子関係を築いていた2人ですが、昨年5月にサイモンさんとローレンさんが出会い、交際し始めたことをきっかけに関係が悪くなっていきました。サイモンさんは被害者調書の中で『母親がローレンさんとの交際に反対で、嫌がらせはどんどんエスカレートした』と何度も述べています。このような状況があまりにも長く続いたため、彼の精神状態は悪化し日常生活や仕事に影響を及ぼしているとも話しています。母親のメッセージに即反応しないと、他の人から同じような内容のメッセージが送られてきてポーリンに連絡するよう言われるんだそうです。」
「4月25日、サイモンさんのもとに兄ロナルドさん(Ronald)から『母親が家に来たから助けてほしい』と電話がかかってきました。彼がローレンさんと共にロナルドさん宅に赴いたところ、被告は「なぜローレンと一緒にいるんだ? もしまたローレンに会ったらその時は殺す」と叫び、逃げようとしたローレンさんの車の前に立ちはだかったそうです。そしてローレンさんを助けようとしたサイモンさんに蹴る殴るなどの暴行を加えました。」
「被告はこれまで息子に、最大限の恐怖と苦痛を与えてきました。時には自殺すると脅してナイフの写真を送りつけ、精神的に彼を虐待していたのです。そんな母親に対してサイモンさんは接近禁止命令を要求しています。その条件はただ一つ、彼女がいかなる手段によっても息子に接触してはならないことです。」
それに対し、ポーリンの弁護人であるハワード・ジョーンズ氏(Howard Jones)は次のように述べた。
「被告は息子の新しい交際相手との関係に悩んでいました。彼女にとってサイモンさんは大きな支えでしたが、最終的に交際相手と同棲するために実家を出てしまったことを受け入れるのが難しかったのです。交際相手のせいで息子が自分から離れて行ったと思い込んでいたのです。そしてますます孤立し、落ち込んではお酒を飲むようになりました。」
「4月25日、彼女はガスと電気の公共料金を把握するために携帯電話にアプリをダウンロードしようとしましたが、その方法が分かりませんでした。サイモンさんに聞くことができなかった彼女は、ロナルドさんの家を訪れました。でも彼はポーリンさんを中に入れようとはせず、サイモンさんに連絡したのです。」
「ローレンさんが車で逃げようとした時、前に立ってそれを防ごうとしたのは事実です。ですが被告はサイモンさんが拘束具を使ったため暴れたのです。なので彼に加えた暴行は、非常に軽いものであったと予想されます。子育てを終えて家で孤立している前科のない女性が今、もどかしい立場に立たされているのです。彼女は自分がしてきたことをとても後悔しています。早い段階で警察が介入して、彼女に警告していたら裁判に至ることはなかったかも知れません。」
ポーリンはサイモンさんに対する嫌がらせと暴行の2つの容疑について罪を認めたといい、マイケル・ダナハー裁判長(Michael Danaher)は「今回の事件は特に深刻な状況である」と述べ、彼女に対し120ポンド(約19800円)の罰金と12か月間の社会奉仕活動、また18か月間サイモンさんへの接近禁止令を命じた。
ちなみにこのニュースには、「なんて恐ろしい女なんだ。彼女が孤独なのも無理はない。誰が彼女のそばにいたいと思うだろう」「この母親は息子が自立して幸せになることを望んでいないのか。それにしてもこの行動は異常。精神科医の力が必要だ」「子は親の所有物ではない。57歳とまだ若いのだから自分の人生を楽しめばいいのに」といったコメントがあがっている。
画像は『The Sun 2022年9月1日付「RAGING MUM Raging mum suffering from ‘empty nest’ syndrome punched her cop son in the face after he moved in with his girlfriend」(Credit: Cavendish)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)
英チェシャー州ネストンに住むポーリン・ランドルズ(Pauline Randles、57)は今年4月、30代の息子サイモンさん(Simon)に殴る蹴るなどの暴行を加えた疑いで起訴された。
ポーリンはサイモンさんの交際相手であるローレン・ストッカーさん(Lauren Stocker)に息子を奪われたことで「空の巣症候群」に苦しんでいると主張し、6か月以上にわたって嫌がらせを行ってきたという。
「空の巣症候群」とは、子供が自立することで自分の役割が喪失したと感じ、空虚感や不安感に襲われる状態のことだ。
ポーリンはローレンさんと同棲するために実家を出たサイモンさんに、定期的に「仕事をクビになればいい。死んでしまえばいい」などという内容のメールを送ったり、「ローレンに会うなら殺してやる」などの暴言を浴びせてきた。
肉体的に精神的にも追い詰められたサイモンさんはストレスのため入院し、現在も不安とうつ病に苦しんでいるという。
そして先日、ウォリントン治安判事裁判所で開かれた裁判で、アシュリー・シンプソン検察官(Ashleigh Simpson)は次のように経緯を述べた。
「以前は良い親子関係を築いていた2人ですが、昨年5月にサイモンさんとローレンさんが出会い、交際し始めたことをきっかけに関係が悪くなっていきました。サイモンさんは被害者調書の中で『母親がローレンさんとの交際に反対で、嫌がらせはどんどんエスカレートした』と何度も述べています。このような状況があまりにも長く続いたため、彼の精神状態は悪化し日常生活や仕事に影響を及ぼしているとも話しています。母親のメッセージに即反応しないと、他の人から同じような内容のメッセージが送られてきてポーリンに連絡するよう言われるんだそうです。」
「4月25日、サイモンさんのもとに兄ロナルドさん(Ronald)から『母親が家に来たから助けてほしい』と電話がかかってきました。彼がローレンさんと共にロナルドさん宅に赴いたところ、被告は「なぜローレンと一緒にいるんだ? もしまたローレンに会ったらその時は殺す」と叫び、逃げようとしたローレンさんの車の前に立ちはだかったそうです。そしてローレンさんを助けようとしたサイモンさんに蹴る殴るなどの暴行を加えました。」
「被告はこれまで息子に、最大限の恐怖と苦痛を与えてきました。時には自殺すると脅してナイフの写真を送りつけ、精神的に彼を虐待していたのです。そんな母親に対してサイモンさんは接近禁止命令を要求しています。その条件はただ一つ、彼女がいかなる手段によっても息子に接触してはならないことです。」
それに対し、ポーリンの弁護人であるハワード・ジョーンズ氏(Howard Jones)は次のように述べた。
「被告は息子の新しい交際相手との関係に悩んでいました。彼女にとってサイモンさんは大きな支えでしたが、最終的に交際相手と同棲するために実家を出てしまったことを受け入れるのが難しかったのです。交際相手のせいで息子が自分から離れて行ったと思い込んでいたのです。そしてますます孤立し、落ち込んではお酒を飲むようになりました。」
「4月25日、彼女はガスと電気の公共料金を把握するために携帯電話にアプリをダウンロードしようとしましたが、その方法が分かりませんでした。サイモンさんに聞くことができなかった彼女は、ロナルドさんの家を訪れました。でも彼はポーリンさんを中に入れようとはせず、サイモンさんに連絡したのです。」
「ローレンさんが車で逃げようとした時、前に立ってそれを防ごうとしたのは事実です。ですが被告はサイモンさんが拘束具を使ったため暴れたのです。なので彼に加えた暴行は、非常に軽いものであったと予想されます。子育てを終えて家で孤立している前科のない女性が今、もどかしい立場に立たされているのです。彼女は自分がしてきたことをとても後悔しています。早い段階で警察が介入して、彼女に警告していたら裁判に至ることはなかったかも知れません。」
ポーリンはサイモンさんに対する嫌がらせと暴行の2つの容疑について罪を認めたといい、マイケル・ダナハー裁判長(Michael Danaher)は「今回の事件は特に深刻な状況である」と述べ、彼女に対し120ポンド(約19800円)の罰金と12か月間の社会奉仕活動、また18か月間サイモンさんへの接近禁止令を命じた。
ちなみにこのニュースには、「なんて恐ろしい女なんだ。彼女が孤独なのも無理はない。誰が彼女のそばにいたいと思うだろう」「この母親は息子が自立して幸せになることを望んでいないのか。それにしてもこの行動は異常。精神科医の力が必要だ」「子は親の所有物ではない。57歳とまだ若いのだから自分の人生を楽しめばいいのに」といったコメントがあがっている。
画像は『The Sun 2022年9月1日付「RAGING MUM Raging mum suffering from ‘empty nest’ syndrome punched her cop son in the face after he moved in with his girlfriend」(Credit: Cavendish)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)