ランバン元デザイナーのルカ・オッセンドライバーがセオリーと協業したウェア発売

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「セオリー(Theory)」が、ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)がデザインを手掛けたメンズ・ウィメンズのカプセルコレクションを発表した。9月7日から、全国のセオリー店舗(一部店舗を除く)、セオリーオンラインストアで取り扱う。なお、ルカがウィメンズコレクションを手掛けるのは今回が初となる。

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 ルカは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)に師事し、「ディオール オム(DIOR HOMME)」でキャリアを積んだ後、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)のもとでランバンのメンズを確立。メンズ・クリエイティブ・ディレクターとして14年間メンズを率いた後、2019年春夏コレクションを最後に同職を退任し、ブランドを去った。

 カプセルコレクションは、新ライン「Theory Project」の一環として始動。ルカがセオリーのブランド理念「style begins with purpose=スタイルは目的から始まる」に共感したことでプロジェクトが実現した。「現代のライフスタイルを意識した日常の中で映える服」をテーマに、街中や地下鉄などの日常生活から着想を得てデザインしたアイテムを展開する。

 同コレクションでは、アウター、トップス、パンツ、小物といった幅広いカテゴリーから、メンズ20型、ウィメンズ31型の計51型をラインナップ。首回りに大きな襟をあしらったアウターや、シルク100%のブラウスとスカートのセットアップ、コットンベルベットのスニーカーなどを揃える。メンズとウィメンズで共通の素材を採用したシャツなどのアイテムは、一見すると近しいデザインながら、襟の仕様や比翼デザイン、裾のカッティングなど、細部に差をつけることでそれぞれのアイテムをより洗練された印象に仕上げたという。

 価格帯はアウターで11万円前後、トップスで3万円前後、パンツで3万円前後、シューズで4万円前後。セオリーのメインラインと比べるとアイテムによってはやや高価な設定ながら、担当者は素材やデザインの面で自信を覗かせる。「ベーシックで着心地が良いセオリーの魅力を残しながら、ルカのこだわりが随所に詰まったコレクションに仕上がっている。顧客の方々に新しいセオリーを知ってもらうのはもちろん、新規や若い年代の方々にも手にとっていただけたら」と話した。

■セオリー
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