終電後の足は、もう不要なのでしょうか。

深夜急行バスの草分けだったが

 東急バスは2022年7月1日(金)、深夜急行バス「ミッドナイトアロー」と通勤高速バス「TOKYU E-Liner」について、今月末をもって廃止すると発表しました。


東急バス(乗りものニュース編集部撮影)。

 深夜急行バス「ミッドナイトアロー」は渋谷駅からの5路線が、通勤高速バス「TOKYU E-Liner」は虹が丘営業所→渋谷駅の路線が対象。これらはコロナ禍で運休となっており、そのまま廃止される見込みです。

 深夜急行バスは主に鉄道の終電後に郊外へ向かうバスで、タクシーよりも安価なため多くの私鉄沿線で運行されていましたが、東急バスはその草分けと言える存在でした。また、通勤高速バス「TOKYU E-Liner」は朝の通勤時間帯に住宅街から池尻大橋駅や渋谷駅へ直行する座席定員制のバスで、コロナ前は虹が丘営業所から3便が運行されていました。

 東急バスは廃止理由について、「コロナ禍における新生活様式等定着による需要変動」としています。