田母神氏、西村眞悟氏の2名により太陽の党が復活 - BLOGOS編集部
※この記事は2014年09月25日にBLOGOSで公開されたものです
25日午後、2月の都知事選に立候補した田母神俊雄氏、次世代の党最高顧問の石原慎太郎氏、無所属の衆議院議員・西村眞悟氏が会見を行い、 石原氏の計らいにより、太陽の党を復活させることを明らかにした。石原慎太郎氏冒頭発言
石原慎太郎氏:みなさんこんにちは。今日はありがとうございました。太陽の党なるもののいきさつについては、皆さんもご存じだとは思いますけども、私は長いこと東京都知事を務めておりまして、その経験の中で、やはり東京、大阪という代表的な地方を預かって、国の行政のシステム、それから中央官僚の地方に対する無理解、無発想というものに非常に腹が立ちまして、鬱々としていたのですが。
東京がやりやすかったのは、例えば会計制度の基本的な改革とか、あるいは排気ガスの基準など、大事なことを橋下君がそのまま受け継いで大阪でもやってくれてましたんで、私も非常に心強く思っておりました。その点で橋下君とアイデンティティを共にしてたんですけども、彼が「維新の会」なるものを作って、それを基地にして国政でも変えて行きたいという意欲を持って、国政にも関与するということを聞きましたので、私もとにかく半期と、それとあるいきさつがあって、仕方なしに4期目出ましたけども、やっぱりそれはそろそろ引き時だと思いました、さすがに好ましくないので、まあ引退することにしました。
それで、かねがね私の盟友でもありました平沼さんがですね、「立ちあがれ日本」を作って、悪戦苦闘してるのを見かねて私も、応援団長になりましたが、大きな政府の転機の中で、大阪と提携しながら、思い切って政治活動して、大きな活動をしていこうということでですね、私が名付け親でありました「立ちあがれ日本」の諸君を説得して、大阪と手を組んでいこうとですね、合体というものを考えました。そのいきさつについても、いろいろありますけども、いずれにせよ、大阪の橋下君たちと一緒にやってくために、「立ちあがれ日本」でもよかったんですけども、ちょっとそれに対する微妙な拒否反応みたいなものがありまして、それなら体裁整えて出直そうということで、太陽の党というものをつくりまして、それごと大阪と一緒になって仕事をしようということでやったんです。
その後は色々と軋轢がありまして分党になりましたけれども、あの時作った太陽の党というのはそのまま日本維新の会と合体して、さらに分党して今次世代の党という形でみなさん活躍してるわけですが、せっかくあの時に作った太陽の党というものは政党として法的にきちっと存在していますので、これをとにかく活用する方法がないかなと考えたんですが、西村さんがご自身の発言で自分から意を決して身を引かれて無所属でおります。
私は西村さんとは昔から本当に肝胆相照らす仲で尖閣の問題、その他の問題で一緒に戦ってきましたが、こういう行動的な政治家はなかなかあんまりいなくなった。そういうことで、あの発言で彼が自分から身を引いて無所属でいることは本当に勿体ない気がしまして、これだけの論客、これだけの行動力のある政治家はやっぱり使わなくちゃいかんと思って、方法ないかなと考えておりました。にわかに復党ということにもなかなかいろんあ軋轢がありまして、それならば政党として存在している太陽の党を大いに活用して、党首になってもらって、これからもこの党を運営して貰おうということで、合意を得ましたので、それを今日みなさんに発表することになりました。
わたしから申し上げるのは、それだけのことですが、いずれにしろ、西村眞悟のような私の評価してるこういう政治家をこのまま埋もれさせるわけにはいかないので、この太陽の党を活用してもらいたい。しかもまた私も都知事選の時には大いに応援しました、田母神さんというこのほんとに逸材だと思います。
この方も当然、やがては国政に出て活躍されると思いますが、これだけの人材を干しておくわけにはいかないと。太陽の党を活用することでお二人これから、選挙は先のことかも知れませんが、それまでのあいだも田母神さんも国政を求めて、議席を持っているわけではありませんから、存分に活躍して、その手立てとして太陽の党を活用していただきたい。そのことで今日皆さんにご報告させていただきました。私から申し上げるのはそれだけです。
新代表・西村眞悟氏
西村眞悟氏:ありがとうございます。石原慎太郎先生には平成9年の尖閣諸島魚釣島上陸以来ご指導を受けて参りましたが、この度この席におられる藤井先生、また平沼赳夫先生から、議席のあるものはいないけれども、現に生きている太陽の党を引き継ぐことはいかがか、というご呈示とおすすめをいただき、創設者の石原慎太郎先生から太陽の党を田母神俊雄前航空幕僚長(ママ)と共に引き継がせて活動させていただくこととなりました。目指すのは同じで、国民のために誇りある日本の再興を目指す。そのために具体的に田母神閣下と国民運動としての政治活動を展開していたいと、このように思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。
代表幹事並びに国民運動本部長 田母神俊雄氏
田母神俊雄氏:皆さんよろしくお願いします。都知事選の時に石原先生、それから西村先生に大変お世話になりまして、戦ってですね、非常に考え方が共感出来ると思っておりました。私は5月の末にブラジルに講演に行きまして、ブラジル日本会議の方々から「外国から見てて、なんとか日本をもっとしっかりさせてもらいたい」という激励をうけまして、かねてから国政に出たいということを考えてたんですけれども、6月のはじめに新党を作ると宣言しました。新党を立ち上げるための準備に入ろうとして若干動き始めようとした矢先に、石原先生、平沼先生、藤井先生の方からも話がございまして、「太陽の党」を使ってはどうかという話がございました。西村先生と一緒にということでして、西村先生とは考え方が非常に共感出来るから、一緒にやりたいと、これであれば個性を発揮して、今後、日本の国を取り戻すために頑張れるんではないかという思いで、西村先生の下で頑張ろうと決心をいたしました。よろしくお願いします。
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