2021年のCM出演15社のみならず、高校生からも人気を集める芦田愛菜

 高校生マーケティングを手掛ける会社「アイ・エヌ・ジー」が4月28日に発表した調査内容が、話題を呼んでいる。

 同社は「2022年高校生の将来就きたい職業に関するトレンド調査」と題した調査を2022年3月、15〜18歳の高校生200名を対象にWEBアンケートの形で実施。

 そのなかの「高校生が選ぶ同世代で憧れているまたは、目指している人は?」というアンケートの結果に驚きの声が上がったのだ。

 1位に輝いたのは同率で2人。1人めは、女優の芦田愛菜(17)だ。幼いころからの子役での活躍とともに、学業面でも注目を集めてきた。

「昔から読書に勤しんでいたことは知られており、出版した『まなの本棚』(小学館刊)はベストセラーになりました。

 それだけでなく、高校も有名私立の慶應中等部に入学。現在は慶應女子高校に進学し、一部メディアでは『慶應医学部への進学が内定したのでは?』とも報じられています」(芸能記者)

 その芦田に肩を並べたもうひとりの1位が、YouTuberグループ「コムドット」のリーダー・やまと(24)だ。

 ちなみに同調査では、芦田とやまとが得票率2.9%で1位だが、グループとしてのコムドット自体も2.4%で、3位にランクインしている。

 コムドットはチャンネル登録者数300万人以上を誇るYouTuberで、2021年12月には、初の写真集が発売されている。ITジャーナリストが語る。

「いまいちばん注目を集めているYouTuberであることは間違いないでしょう。しかし、それと同時に彼らの“負”の面も目立っています。たびたび、インターネット上を騒がすような“炎上”を起こしているのです」

 最初は2021年6月、コロナ禍でのYouTuber31人による“泥酔誕生日パーティ”に参加していたことだ。『文春オンライン』が報じると、コムドットは謝罪動画を上げて対応する事態に。

 さらに2021年9月、住宅街にあるコンビニの駐車場で、コムドットのメンバーと彼らのマネージャー、別のYouTuberグループがノーマスクで騒ぎ、警察が出動するトラブルを起こしていたことを本誌が報じている。

「彼らは2021年に『年内登録者数300万人』を公約に掲げていました。しかし、同年の秋ごろにチャンネル登録者数が伸び悩みを見せていました。

 そこで登録者数を増やすために、Instagramのストーリーで『親の携帯でこっそりチャンネル登録する』とファンたちに促したことにも、批判の声が上がりました」(前出・ITジャーナリスト)

 誰からも好まれる国民的女優と、炎上も多いトップYouTuberが肩を並べる結果に、インターネット上では驚きの声が上がっている。

《昨日仕事中に見つけたけど芦田愛菜さんとコムドットやまとくんってなんか組み合わせおもろ笑》

《「同世代で憧れる人」で芦田愛菜とコムドットやまとが並んでるのが面白い。イメージが天と地ほども違うと思うが》

《こういう並び方めっちゃ現代》

 若い世代がメディアに及ぼす影響について、前出の芸能記者はこう話す。

「芦田さんは、2021年にCM出演が15本と引っ張りだこ状態。それでも学業があるために、仕事はセーブしているそうです。そうした制限がなければ、もっと活躍の幅を広げているでしょう。

 その芦田さんとコムドットが肩を並べるのは驚きですよ……。

 いま、テレビ局は『コア層』と呼ばれる若い世代の人気が反映される個人視聴率を重視しています。その世代から、これだけ人気があるとわかれば、テレビ業界もコムドットの“価値”を評価し始めるかもしれませんね」

 悪名は無名に勝るということか――。