業務スーパーの『赤魚 センターカット』は身がふっくらしていて煮付けがおすすめ
業務スーパーで販売されている『赤魚 センターカット』をご存じでしょうか。
中骨(センター)からカットされた冷凍赤魚の半身です。アイスランド原産なので、おそらくタイセイヨウアカウオ(市場魚貝類図鑑)。スーパーでも見かける品種で、焼き魚にはイマイチですけど、煮付けなどにするとおいしい一品ですよ。
業務スーパー|赤魚 センターカット|375円
業務スーパーにて375円(税込、税抜348円)で販売中です。半身にカットされた冷凍赤魚が4切れ入って、内容量は400g。カロリーなどの栄養成分表示は未記載。神戸物産がアイスランドから輸入・販売するプライベートブランド品。
コスパ(単価)は100gあたり約94円。最近あまり見かけませんが、ロシア原産の『赤魚』(500g・429円・86円/100g)に比べると、若干コスパは落ちるポジション。中国原産の『骨とり赤魚 切身』(400g・429円・107円/100g)という商品もラインナップされており、そちらよりは手頃ですね。
冷蔵庫に1時間ほど置いて半解凍したあと、レシピに応じて加熱調理すればOK。表面に鱗が残っている個体があるので、下処理しておくのがおすすめです。半解凍したあとなら、包丁などで削ぎ落とすことができます。
淡白な旨味の白身魚です。しっかりと身が厚く、脂のりはそこそこ。やや小骨は残るものの、中骨からの身ほぐれが良く、簡単に取り外せるのは嬉しいところですね。
ただ、焼き魚にすると硬めに身が締まり、若干ボソボソしがちな印象。ここは使いづらいポイントです。主に粕漬けなどの漬魚に使われる品種なので、味噌で西京漬けにしても美味ですけど、ちょっと手間がかかります。
一番手軽においしく仕上がるのは煮付けで、脂の旨味とふっくらした食感が際立ちます(パッケージ裏に生姜煮のレシピも記載)。使い勝手は少し悪いですけど、総合的には無難に使える冷凍魚介ですよ。
特徴をまとめると以下のようになります。
半身にカットされたアイスランド原産の冷凍赤魚肉厚で脂のりも及第点だけど、焼き魚にすると身が締まって食感が落ちやすいそれ以外のレシピなら問題ないので、特に煮魚や漬魚を作るときにチョイスしたい食べやすさを重視するなら『骨とり赤魚 切身』(400g・429円)がおすすめ