JR東日本、Suica統計データの販売も視野 「駅カルテ」発表
JR東日本がSuica統計情報の定形レポート「駅カルテ」を発表しました。当初は駅ビルなど自社グループ内のマーケティングに活用しますが、今後は自治体など社外への販売も視野に入れます
JR東日本は、乗客がSuicaを利用した際に記録されるデータを、個人が識別されないよう統計処理したうえで、鉄道等のサービス向上に活用するとともに、自治体のニーズに応じた分析レポートをこれまでも提供してきました。
新たに提供する「駅カルテ」は、毎月のSuicaの利用データを集計し、JR東日本の首都圏約600駅の各駅の利用状況を定型的にレポートします。
1時間単位、年齢は10歳単位で集計し、 1か月の平均値（平日、休日別）を表示。50人単位の集計（30人未満は非表示）をはじめ、プライバシーにも配慮しています。
なお、データ使用を希望しない乗客は、JR東日本に申し込むことで集計から除外されます。除外手続きはWEB・メール・電話で受け付けています。
JR東日本は今後もSuicaの統計情報の活用を進め、ビッグデータを活用した新規事業の展開もめざす方針です。
Source：JR東日本
