アメリカ・ジョージア州の自動車修理店に勤務していたフラーテン氏は、上司と口論の末に退職しました。

その後、未払い分の給与を要求したところ……なんと9万枚を超える1セント硬貨が自宅前に積まれていたそうです。

 

フラーテン氏の自宅前に積み上げられていた1セント硬貨は9万1500枚。重さにして約200kg!(1セント=1円強)

数時間かけて手押し車に移し替えたところ、パンクしてしまったそうです。

勤めていたのはジョージア州ピーチツリーシティーの自動車修理店。元上司のマイルズ・ウォーカー氏による報復行為や不当な時間外労働について言い争いになり退職。

最後の給与915ドルが支払われなかったことから労働省に相談したところ、自宅の入り口に1セント硬貨の山が積まれ、誹謗中傷のなぐり書きも添えられていました。

労働省によれば、その他複数の従業員ともトラブルを起こしており、未払い賃金および損害賠償の総額は3万6971ドル(約428万円)に達し、問題の多い業者であることが判明しています。

元上司は「払ってやったのだから文句ないだろう」と発言しているとのことですが、完全に嫌がらせです。

日本では「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」があるため、取引において21枚以上の同一硬貨は拒否することができますが、アメリカではどうなっているのでしょうね。

労働省は労働法違反を根拠に、この業者に対して訴えを起こしています。

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