お笑いコンビ・ロザン宇治原史規が2日、YouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』に出演。動画「【中堅芸人】「なんでもやります」はやめた方がいい」内で、仕事を選ばない中堅芸人について持論を述べた。

ロザン宇治原史規


チャンネルでは今回、ロザンの二人が「来た仕事をすべて受けることの是非」についてトーク。宇治原は年末年始のバラエティ番組を観るなかで「僕らと同世代ぐらい」の“ある芸人”をたくさん見かけたのだが、その芸人が実力を発揮しきれていないように感じたと言う。そして「(芸人に限らず)中堅ぐらいになって、なんでもやっていくっていうのはちょっと難しくなってくる」のではとないかと述べた。

続けて「他の仕事でもそうなのかな」と前置きしたうえで、「断らないとか、何でも来たものを受けるのはプラスの方向で喋られることが多い」と、仕事を選ばないことが良いこととされる世間の風潮についても指摘。しかし、「こなしきれるのかとか、全部に集中してできるのかと言うと、年がいけばいくほど全部に集中するのは若いときほどできなくなっていくのでは」と、現実的な能力との乖離が生まれている可能性があると持論を展開する。

宇治原のこの意見に対し、相方の菅広文は「オファーがあるのならばいいと思う」とフォローを入れつつも、「体力的なことで、思ってたよりできなくなってる側面はあるかもしれへんな」と自身もそのひとりとして同意。宇治原もテレビを観ながら同じことを感じていたようで、「僕らぐらいの年代って若手みたいな扱いもされたりする」「でも体力的には十分中堅」などと返答する。

また、他にも「噛み合ってなかったりとか」と、他の若い出演者たちとコミュニケーションがうまく取れていなかったと述べるなど、仕事を引き受けすぎている中堅に対し、本音を述べた宇治原。一方で「自戒の念もある」とも話しており、決して他人事と捉えているわけではないようだ。