今年4月に熱愛スキャンダル発覚し、当時AKB48のメンバーだった鈴木優香は活動を休止。一度は復帰したものの、先月グループから卒業し、念願だったグラビアを初披露した。“文春砲” が発端となった騒動渦中のことや、ソロ活動を始めていくにあたっての心境について聞いた。

──鈴木さんの幼少期について性格について聞かせてください。お母さまが中国の方だそうですね。

 日中のハーフです。お母さんは北京に住んでいて、今はなかなか会えないです。生まれは静岡で、幼稚園に入るまでは北京にいて、それから日本に戻ってきました。夏休みに1度は北京に帰るようにしていました。中国には、母方のおじいちゃんが子供の面倒を見るっていう習慣があって。私とお姉ちゃんも祖父の下で育てられました。2人姉妹の末っ子です。

──末っ子感がありますね。

 たしかにちゃんとしてないから(笑)。

──そんなことはないと思いますよ(笑)。過去のインタビューでは、わがままな性格だとお話されていましたが。

 やりたいことを全部、お母さんに叶えてもらっていたので、やりたいことは全部やってしまう性格でした。習い事も、ちょっとでも興味があったら通わせてくれるし、いろんなことをほとんど自分で決めてきました。入りたい高校といった進路も全部。

──そうやって始めた習い事は続くほうでしたか?

 3日坊主は少なくて、やるってなったら習い事もある程度やってました。一番長く続いたのはピアノです。幼稚園の年長から小学校の卒業まで7年くらい続けて、楽しかったです。

──学生時代はまじめで成績もよかったと伺いました。

 塾にも通っていて、小学校の頃はマジメでした。頭のいい人に憧れていて、自分も頭がよくなりたいと思っていました。小学校から公文に通って、中学校でも必死に勉強して。成績は上のほうだったのですが、高校に入ってから難しくなっちゃって、一気にやる気が落ちちゃいました。

──マジメですね。

 悪い子ですけどね(笑)。いい子じゃないです。

──得意科目は?

 英語です。中国語も話せるので、言語を学ぶのは好きなのかもしれないです。英語力は義務教育で教わった程度なので、英単語の意味を聞かれたら思い出せるかわからないです。外国の方に話しかけられたら困ってしまいます(笑)。

──学生時代にアイドル活動を始めていますが、渡辺麻友さんや柏木由紀さんに憧れていたそうですね。

 まゆゆさんとゆきりんさんがすごい仲よしで、2人が載っている雑誌をお姉ちゃんが買ってきて、読んだりしていました。お姉ちゃんが高橋みなみさん推しで、その影響で私もAKB48を好きになりました。ライブは行ったことがないので、行きたかったですね。

──渡辺さんはどんなところが好きだったのですか?

 まゆゆさんは女の子らしくて、かわいいところが好きでした。会ったことは一回もなくて、実在してるかどうかも、いまだに(笑)。会いたかったです。

──柏木さんは?

 ゆきりんさんは会いました。今も在籍されているので、レッスン場にいたりとか、AKB48の単独コンサートで一緒に出たりとか。けっこうメンバーのことを見ていらっしゃるみたいで、私が初めてお会いしたとき、写真を一緒に撮りたくて、自己紹介したんですよ。「新しく入ったチーム8の鈴木優香です」って。「あ、知ってるよ」って言ってくださって、すごく嬉しかったです。

──過去のインタビューでは、「私が好きな私でいたい」と答えていましたが、どんな気持ちでアイドル活動を続けていましたか?

 それはずっと言ってましたね。私は地下アイドルもやっていたのですが、AKB48でデビューしてから、「昔のほうがかわいい」とか、いろいろ言われてたり、書かれたりするのを見て悩んでいました。そんなときに「自分の好きな自分でいたい」って言葉を見つけて、「これだな」と。人に左右されないで、自分の好きな自分を貫いていこうと思っていました。今の好きな言葉は「初心を忘れず」ですかね。

──初志貫徹していきたいということですね。

 ショシカンテツ? すみません、バカで(笑)。地下アイドルに最初入ったときは、ピュアな気持ちで「これから頑張っていこう」と思ってました。「グループに入って、絶対売れるぞ」っていう感じだったんです。でも、いま4年ぐらい経つんですけど、最初の頃の気持ちとずれているときがあって。考えすぎかもしれないんですけど、周りの影響を受けやすい部分もあります。自分が最初に持っていたピュアな気持ちを忘れずにやっていきたいです。

──迷いが出るのはどういうときですか?

 私は人に言われちゃうと、「そうなんだ」ってすぐ流されちゃうので、そこで自分の最初の気持ちを忘れてしまうので……流されないようになりたいです。

──スキャンダルの直撃取材を受けたときのことも教えていただきたいです。そのときは、どんな感情でしたか?

 直撃されたときは本当に頭が真っ白で、どうしたらいいかわからなくなって。咄嗟に嘘をついたり、胡麻化したりしちゃいました。まさか自分が撮られるなんて思ってなかったので、まったく気がつかなくて。人生でいちばん怖かった瞬間でした。

──お仕事を休止されていた期間はどう過ごしていましたか?

 あの期間は、自分がしてしまったことを考え直したりとか、これからどういうふうに人生を歩んでいこうとか、けっこう悩んでいました。何をしていても自分の今後について考えてしまって、3カ月くらいずっと不安でした。

──その期間に、なにかインプットしたりしましたか?

 インプットしようと思ったんですけど、そういう勉強をしてるときも自分の今後について考えてしまって、できませんでした。

──前向きに考えられるようになったのはいつ頃ですか?

 アイドルグループの卒業を決めたのも、卒業を発表した1週間前くらいで、それまではずっと悩んでいました。本当はAKB48のメンバーとしての目標があり、心残りもあったのですが、グループを傷つけて迷惑をかけてしまったので、やめるべきとも思っていて。

──AKB48でやりたかったことというのは?

 AKB48ではずっと16人選抜に入りたくて、それが達成できなかったのが心残りでした。葛藤がすごくありましたが、やはりちゃんとけじめをつけようと思って卒業を決めました。

──一度スキャンダルが世に出たなかで、今後、芸能のお仕事を続けていくのは大変な部分もあると思いますが、率直にいま、どういう気持ちでしょうか。

 スキャンダルがあったのに表に出るのが許せないって人もいると思います。許されるなら少しずつお仕事させていただけたら嬉しいです。

──アンチの人には、どうやって向き合っていこうと考えていますか?

 もし私が自分のことを客観的に見たら、批判的な意見を書くのはわかります。自分は一回悪いことをして、ずれてしまったので。ここからまた必死に戻そうとしても、一回過ちを犯してしまったので……なんて言ったらいいのかわからないんですけど、まったく気にしないのは違うので、きちんと心に留めて活動していきたいです。

──今後の目標は?

 夢を語れる立場ではないので、いまこうしていただいているお仕事を全力で取り組んで、一生懸命頑張りたいと思っています。

──先日「週刊文春オンライン」にインタビューが掲載されていましたが、スキャンダルを撮られて、もう一回同じ媒体にインタビューされるというのは、どんな気持ちだったのでしょうか?

 インタビューの方が、突撃された記者と同じ方で。スキャンダルを撮られてから初めてお会いしたので、会った瞬間ドキッとしました。実際は優しくて、すごく謝られました。私に変わるきっかけをくださったので、感謝しています。撮られた瞬間は、正直複雑な気持ちもあったんですけど、いまは自分が悪かったと思っています。

──熱愛スキャンダルとからめてお聞きしたいのですが、学生時代はどんな恋愛をしていましたか?

 学生時代はまったくモテなくて、男友達も全然いなかったです。人見知りだったので、自分から人に声をかけることもできませんでした。だから、話しかけてもらえたら嬉しくなるし、気遣いを感じるとすぐ人を好きになりました。

──好きな男性のタイプは?

 優しくて思いやりのある人が好きです。

──具体的に言うと?

 話してて、みんなのことをちゃんと考えてるんだなと思える人が好きです。

──部活のキャプテンとかでしょうか?

 惹かれるかもしれないです。素敵だなと思います。でも、キャプテンじゃなくても、2人きりになって話したときに、素敵だなって思ったら全然好きになります。見た目は気にしたことなかったです。年齢も何歳でも大丈夫だし、好きになった人がタイプなのかもしれないです。

──恋愛体質ですか?

 わからないです。人並だと思います。付き合うと、長いほうですかね。短くても半年とかでした。

──マジメで一途なんですね。

 あの記事が出た後に一途とは言いづらいです(笑)。でも一途だと思ってました、自分では。本当に頭が悪かったので……いまも悪いんですけど、けっこう引っかかりやすいというか。優しくされたらすぐ好きになったり。ちょっとした気遣いで「優香ちゃん、これ食べる?」って私だけに言ってきたら、「いいなー」みたいな。でも、あの記事が出てからは、好きな人もできてないし、考え方も変わったと思います。

──なるほど。話は変わりますが、FLASHで、卒業後の初仕事となる水着グラビアを披露していますが、初撮影はいかがでしたか?

 撮影中は寒かったです(笑)。ビキニにずっと憧れていたので、今回の撮影で着られて嬉しかったです。水着はやっぱり露出するところが多くて、お腹とかすごく見せるので食事制限しました。炭水化物とお菓子を食べず、サラダをメインにしていました。炭水化物はいっさい摂ってなかったです。3日前はもっとお腹が出てて、ヤバいと思って何も食べず断食してきました。体調は全然大丈夫です(笑)。撮影が終わった後のお弁当が楽しみでした。

──普段のボディメイクは?

 以前はダンスを踊っていたので、けっこう運動していたのですが、卒業してからはジムに通っています。本当は寝るのが大好きなんですけど、ずっと寝てたらどんどん太っちゃいますね。

──そうですか(笑)。指先や立ち姿がとてもきれいでしたよ。

 小さい頃にバレエや日本舞踊をやっていたので、その影響があるのかもしれないです。

──ご自身の体でチャームポイントはどこですか?

 くびれだと思います! お尻と胸がちょっと大きめなので、強調されて見えるのかもしれないです。

──以前は、「顔がチャームポイント」と答えてましたが。

 恥ずかしいですね。それにはちょっと訳があって、別に好きな顔のパーツはないんですよ。自分の目が好きとか、鼻が好きとかはなくて。でも自分の顔は嫌いじゃないって思っていたので、そう答えていました。でもいま言うと恥ずかしいですね。21歳なので(笑)。

──今後もグラビアをやりたい気持ちはありますか?

 グラビアのお仕事は、最初にやらせていただいたときに、ファンの方から「よかったよ」っ言ってもらえて、それがすごく嬉しくて。喜んでもらえるならもっとやりたいという思いが、ずっとありました。

──そのときは服を着ていたグラビアで、今回は水着でしたが、違いはありましたか?

 初めての水着撮影でしたが、そこまで特別何か意識したりはなかったです。以前の撮影でも、ちょっと丈が短い服を着たときは、お腹をへこませたりしていて。今回もずっと意識してお腹をへこませていました。でも、久しぶりに水着を着られたのは嬉しかったです。去年も今年も、海やプールに行ってなかったので。

──今日の衣装で印象に残っているのは。

 いちばん最後に着たピンクの水着がすごく可愛かったです。ピンクが好きなので、テンション上がりました。

──やってみたいグラビアはありますか?

 温泉に行きたいです。以前グラビアを見たときに、AKB48の子がやってて、「かわいい!」って思いました。温泉でタオル巻いてみたいなって。

──写真集に興味は?

 写真集を出してみたい気持ちはありますけど、需要があるかはわからないので、求めてくれるファンの方がいるのであればやりたいなと思っています。

すずきゆうか

21歳 2000年8月15日生まれ 静岡県出身 T162・B85(F)W60H90 幼少期を北京で過ごし、特技は中国語を話せること。熱愛スキャンダル発覚を受けて、先月、国民的アイドルグループを卒業。本誌でのグラビアを皮切りにソロ活動を開始。そのほか最新情報は、公式Twitter(@SUZUKIYUUKARIN_)にて

写真・LUCKMAN

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