邪魔な被写体を塗りつぶすだけで存在しなかったことにできるウェブアプリ「Cleanup.pictures」レビュー
「撮影した写真に必要ない小物や人物が写り込んでしまった!」という状況は多くの人が経験しているはず。そんな画像の中の邪魔な被写体を「上からなぞるだけ」で消し去ってくれるウェブサービス「Cleanup.pictures」が公開されていたので、実際に使って手軽に被写体を削除してみました。
Cleanup.pictures - Remove objects, people, text and defects from any picture - 100% free
Cleanup.picturesのトップページでは、写真に写り込んだ物体・人物・文字などを削除できることがアピールされています。
Cleanup.picturesを使うには、まず削除したい被写体が写り込んだ写真を灰色のエリアにドラッグ&ドロップします。
すると、こんな感じに写真と緑色のブラシが表示されます。
後は、緑色のブラシで削除したい被写体を塗りつぶすだけで……
被写体を消すことに成功しました。しかし、まだ黒い影が残っており、違和感があります。
というわけで、黒い影も塗りつぶして……
違和感を少なくすることに成功しました。処理が完了した写真を保存するには「Download」をクリックすればOK。
以下の写真のスライダーを動かすと、被写体を違和感なく消せたことが分かります。
上記の写真は背景がシンプルだったので、今度は背景が複雑な写真でも被写体を違和感なく消せるのかを確かめるべく、以下の写真の左側にあるコーンを消してみます。
消したいコーンを大まかに塗りつぶすと……
背景の壁の横線を再現した状態でコーンを消すことに成功。しかし、まだ赤色の影が数カ所残っているので……
影を塗りつぶす操作を繰り返して、違和感なくコーンを消すことに成功しました。
コーンを消す前と後の写真は、以下のスライダーを動かすことで確認できます。コーンの後ろに隠れていた壁の格子が再現されているのは驚異的。
Cleanup.picturesを実際に使ってみたところ、境界線を厳密に描く必要がなく、大ざっぱに塗りつぶすだけで被写体を削除できました。また、被写体の後ろに隠れていた背景も違和感なく再現可能でした。
なお、Cleanup.picturesはオープンソースで開発されており、公式GitHubリポジトリでソースコードが公開されています。