「餃子の基本の包み方」簡単テク!かわいくアレンジするコツは?
バリエーション豊富。餃子の包み方
お店で食べる餃子もおいしいけど、手作り餃子は自分好みの味付けにしたり、好きな具材を入れたりできるのがうれしいですね。でも、餃子を包むのは結構大変な作業……と、不器用さんや料理初心者の方は、敬遠しがちではないでしょうか。
そこで、初心者さんでも簡単に包める方法や、いつもとは違うちょっと変わった包み方をご紹介します。さまざまなバリエーションの包み方を参考に、ぜひ手作り餃子にチャレンジしてみましょう。
定番。基本の餃子の包み方
餃子といえば、ヒダがたくさん付いた形が定番ですよね。基本の包み方は、実は慣れるととっても簡単。多く作るからこそ、しっかりと覚えておきたい包み方です。少しのコツとポイントさえしっかりと押さえておけば、誰でも簡単にマスターすることができるはず。きっとあなたも、餃子作りが得意になりますよ。
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせる
手のひらに餃子の皮をのせ、その上に小さじ1杯強の餃子のタネをのせます。皮のまわりにぐるっと指で水を付けます。
2. ヒダを作る
半分に折るように親指ひとつ分しっかりとつまみ、その親指に被せるようにひとつヒダを作ります。
3. 次のヒダを作る
同じように親指をずらしながらしっかりとヒダを押さえ、被せるようにヒダを作ります。
4. 2と3を繰り返す
2と3の作業を5回繰り返します。最後に皮が開かないように、ヒダの部分をぎゅっぎゅとくっつけるように押さえます。
包むときのコツ・ポイント
包むタネは気持ち少なめに
包むタネは少なめのほうがきれいに包めます。皮の大きさにもよりますが、スーパーなどで売っている一般的な餃子の皮のサイズだと、小さじ1杯強ほどの量がちょうどいいです。
また、焼くときにタネがはみ出ないようにするために、「ちょっと少ないかな?」と思うくらいで包むことをおすすめします。
タネをのせるときはバターナイフで
小さじ1杯強のタネは、バターナイフでのせるとちょうどよく仕上がります。取りやすく、皮に塗るようにのせられますよ。餃子ヘラという道具もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
スプーンでもいいのですが、皮にのせるときにくぼみの部分にタネが残ってしまいがちです。皮で取ろうとすると破けてしまう可能性があるので気を付けましょう。
ヒダは5つがちょうどいい
基本の餃子の包み方をするときは、ヒダを5つ作ると見た目もきれいに仕上がります。もちろんヒダの数が多くてもきれいですが、初心者さんが安定してきれいに仕上げるには5つがちょうどいいです。
少し大きめにヒダを作ると、ちょうど5つのヒダをきれいに作ることができますよ。親指の幅を使って、バランスのいいヒダを作りましょう。
包み終わったらぎゅっと押さえる
包み終わったあとでもっとも大切なのは、ヒダのふちをしっかりと押さえ、開かないようにくっつけることです。この作業を怠ると、焼くときにヒダの部分が開いてしまい、せっかくの旨みが詰まった肉汁が出てきてしまいます。しっかりとふちをくっつけて、見た目も味もおいしく仕上げましょう。
水を付けない方法も
もともと餃子の皮は、小麦粉と水を練って作ったものなので、少しの水分でくっつけることができます。タネに使う野菜は水分を含んでいるので、慣れてきたらその水分のみで皮をくっつけてもOK。皮のまわりに水を付けなくても包めるようになれば、作る時間も短縮されて気軽に作りやすくなりますね。
不器用さん必見。時短&簡単な餃子の包み方4選
1. シンプル。半月型の包み方
ヒダを作らずに半分に折るだけの、簡単な餃子の包み方です。ヒダを作る必要がないので、あっという間に包み終わりますよ。
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせる
餃子のタネを小さじ1.5杯くらい皮にのせ、まわりに指で水を付けます。
2. 半分に折る
タネをのせた餃子の皮を半分に折り、ふちを指でぎゅっぎゅと押さえて開かないようにくっつけます。
2. 食べやすい。棒餃子の包み方
端をくっつけて留めるだけで、十分見栄えのする餃子ができあがりますよ。棒状なので、食べやすいのもうれしいですね。
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせる
餃子のタネをやや細長くのせます。(量は多めでもOKです)
2. 片方の皮を倒す
タネを巻くように皮を倒します。
3. 反対側の皮も倒す
反対側も皮を倒し、皮の重なった部分に水を付け、しっかりと皮をくっつけます。
包むときのコツ・ポイント
焼くときには初めに重ねたほうを下にすると皮が取れません。
3. 皮半分を使って。ひと口餃子の包み方
皮を半分使って包む、ひと口サイズの餃子の包み方です。たくさん作って、お子さんのお弁当に入れるのもおすすめ。
包み方
1. 餃子の皮を切り、タネをのせる
皮を半分に切り、小さじ1/2~2/3くらいの量を写真の位置にのせます。
2. 片方の皮を倒す
タネをのせたほうの皮を巻くようにパタンと倒します。
3. 反対側の皮も倒す
反対側の皮も包むように倒し、皮が取れないように水を付けてやさしく押さえます。
包むときのコツ・ポイント
焼くときには、はじめに重ねた方を下にすると皮が取れません。
4. かわいい。丸型餃子の包み方
ころんとかわいらしい見た目の餃子。実は簡単に包むことができるんですよ。女子会をするときのおつまみにいかがでしょうか。
包み方
1. 半分に折る
タネをのせた餃子の皮を、半分に折ります。
2. 皮を倒す
丸めるように、皮を倒します。
3. 反対側の皮も倒す
反対側も皮を倒し、皮が重なる部分に水を付けて、取れないように押さえます。
包むときのコツ・ポイント
丸めるように意識して形を作るとかわいく仕上がります。
フォトジェニック♪ かわいい花型餃子の包み方3選
1. おもてなしに。ヒダ付き花型餃子の包み方
少し変わった形にヒダを作れば、一気にフォトジェニックな餃子に。おもてなしにぴったりの包み方に挑戦してみましょう。
包み方
1. 皮をつまむように形成する
少なめにタネをのせて、皮を軽くつまむように写真の形を作ります。(まだ完全にくっつけません。ふたつのヒダは長めに作ります)
2. ヒダをふたつに分ける
ひとつの長めのヒダをつまむように、ふたつのヒダに分けます。
3. もうひとつのヒダも分ける
もうひとつの長めのヒダを、ふたつに分けます。最後に強くつまんでヒダが開かないようにくっつけます。
2. ころん。まんまる花型餃子の包み方
ころんとまんまるな花型餃子。焼売のような見た目がユニークな餃子で、お弁当をかわいく仕上げてみませんか?
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせる
少なめのタネを、皮の中央にのせます。
2. 中心に向かって皮を倒す
細かくヒダを作って、すぼめるように中心に向かって皮を倒します。
3. ヒダを一周作る
ヒダを一周作ったら完成です。
包むときのコツ・ポイント
皮は完全に閉じていなくてもOKです。ヒダの部分を初めに下にして焼きます。
3. 華やかに。バラ型餃子の包み方
「これが餃子!?」と二度見してしまうような、美しいバラ型の餃子の包み方です。華やかな見た目の餃子は、ホームパーティーにもってこいですね。
包み方
1. 餃子の皮を3枚くっつける
皮を3枚少し重ねて並べ、重なった部分に水を付けて皮同士をくっつけます。
2. タネをのせる
1の上に少なめにタネをのせます。
3. それぞれの皮をふたつに折る
皮のまわりに水を付けて写真のようにふたつに折り、タネがはみ出さないようにくっつけます。
4. 3を巻く
3を端からくるくると巻いていきます。
5. 水を付けて固定する
巻き終わりに水を付けて皮を固定します。
包むときのコツ・ポイント
タネは少なめに、平らにするように半分に折るときれいに巻けます。皮を4枚で作ってもOKです。
種類豊富。そのほか人気の包み方3選
1. パクパク食べたい。ミニ餃子
小さめに作って食べやすくする、餃子の包み方です。ヒダが少ない分、ささっと作れるのが魅力的。お子さんにも喜んでもらえるサイズ感ですね。
包み方
1. 餃子の皮でタネを包む
気持ち少なめにタネを入れ、皮のまわりに水を付けます。人差し指を使って写真のようにヒダを作ります。
2. ヒダを作る
ヒダをふたつ作ります。
3. ヒダを閉じる
内側に折り込むようにヒダを閉じます。
4. 皮をくっつける
ヒダの部分を強く抑え、皮をくっつけます。
2. おしゃれ。カルツォーネ風餃子の包み方
イタリア料理のカルツォーネ風の見た目がおしゃれな餃子は、簡単なアイデアで作れるんですよ。包むタネもアレンジしたくなりますね。
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせて、半分に折る
多めのタネを皮にのせます。まわりに水を付け、半分に折ります。
2. フォークを使ってヒダを作る
0.5~0.8cmくらいの位置に、フォークを使ってぎゅっと押し当てヒダを作ります。
3. ヒダを一周作る
一周ぐるっとフォークでヒダを作ります。
包むときのコツ・ポイント
結構力を入れて模様を付けます。力を入れすぎて皮が切れないように注意しましょう。
3. 具材は何にする?パイ風餃子の包み方
餃子とは思えないような、パイ風の包み方もおすすめ。タネに何を使うか、考えるだけでワクワクしますね♪
包み方
1. 餃子の皮にタネをのせる
気持ち多めに皮の上にタネを置き、水を皮のまわりに付けます。
2. 皮を半分に折る
皮を半分に折ってくっつけたら、端を写真のように折ります。
3. 皮を一周折る
指で少し伸ばすように折り進んで一周します。
包むときのコツ・ポイント
まわりがはがれないように、指でぎゅっと押さえます。
包み方が変われば餃子の食感も変わる♪
餃子は、定番の包み方のほかに、おもしろい形やかわいい形など、さまざまな包み方をして楽しめるのが魅力。タネの味付けも一緒に変えることで、和風、洋風、イタリアンなど、中華餃子だけでなく、さまざまな料理に変身させることができますよ。
包み方によって、中身が同じでも食感が違ってくるので、食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。ぜひシーンに合わせて、さまざまな包み方をしてみましょう。