130インチの大画面でフルHD映像を楽しめる小型軽量のARグラス「Nreal Air」が登場、年内にも日本で購入可能に
拡張現実(AR)デバイスを開発するNrealが、動画視聴に特化した質量約76gのスマートグラス「Nreal Air」を発表しました。日本ではKDDIやNTTドコモが取り扱い、2021年12月以降登場予定です。
/
史上初のARサングラス????????????
「Nreal Air」をご紹介いたします。????✨
\
文字通り「Air」のような軽さ、コンパクトさ、そして何よりパッと見てARグラスだとは分からないデザインが最大の特徴です。
画像の完成図、気になりますよね。
こちらを御覧下さい????https://t.co/6FkTNvNpSW pic.twitter.com/8C2jPjhVRx— Nreal Japan (@NrealJapan) September 30, 2021
動画視聴に最適化されたスマートグラス「Nreal Air」を12月以降発売 | 2021年 | KDDI株式会社
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/10/01/5451.html
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2021/10/01_00.html
Nreal announces lighter, cheaper Nreal Air AR glasses - The Verge
https://www.theverge.com/2021/9/30/22700782/nreal-air-smart-ar-glasses-release-date-shipping-countries
Nreal Airは普通のサングラスのような見た目で、Nrealが2020年に発売した前モデル「Nreal Light」に近いデザインとなっています。Nreal Airは、インサイドアウトカメラが内蔵されていない上に3DoF自由度なので高度なAR技術は楽しめませんが、レンズ部分を通してそのまま周囲が見えるシースルー構造となっており、装着したまま周りを確認することができます。
Nreal Airは動画視聴に最適化されており、対応のスマートフォンにUSB Type-Cケーブルで接続することで、YouTubeやTwitchなどの動画視聴サービスを利用可能。1つの画面に複数のコンテンツを同時に映し出したり、1つの画面を共有して複数人で同じ映像を見たりできるとのこと。
質量は約76gとNreal Lightよりも約30g軽く、解像度は1920×1080、リフレッシュレートは最大90Hzで、ピクセル密度は49PPD。視野角は46度で、これにより3m先にある130インチの画面を見る時と同等の体験がもたらされるとのことです。
Nrealはこの商品を「ほとんどのAndroidデバイスに対応します」「iOSで動作する最初のARスマートグラスです」と紹介しています。前モデルのNreal LightはQualcommチップを使用した5G対応のスマートフォンとのみ互換性があったため、Apple端末では利用できませんでした。
ただし、KDDIはNreal Airについて「別売のデバイスと組み合わせることでiPhoneシリーズにも対応します」「詳細が決まり次第、別途ご案内します」と述べているため、Nreal Air単体ではiPhoneとは接続できない可能性があります。
Nrealの広報担当者によると「ほとんどのユーザーがスマートグラスを動画視聴のために使用していることに気づいたため、Nreal Airの開発に着手しました」とのこと。Nreal Airは2021年12月以降発売予定。価格は未定ですが、Nreal Lightの価格(KDDI販売価格が税込6万9799円)よりも安価になると発表されています。