CBS MarketWatchによると、15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月物は、前日比0.36ドル高の1バレル=69.50ドルに続伸した。

  米エネルギー省のEIA(エネルギー情報局)が14日発表した週間石油在庫統計で、原油在庫が、前週比90万バレル減の3億4570万ドルと市場予想に反して減少したことが引き続き材料視され、買いが優勢となった。一時、1バレル=70.25ドルまで上昇し、70ドル台を回復する場面も見られた。原油相場は、1バレル=70ドルを割り込むと押し目買いが入る傾向が強まっており、70ドルをはさんだ値動きが続く。

  一方、エネルギー省が15日発表した天然ガス在庫は、前週比770億立方フィート増と市場予想の平均を下回ったことから、前日比61.7セント高の100万Btu=7.207ドルに大幅続伸した。ガソリン先物は同0.4セント高の1ガロン=2.0396ドルに反発、暖房油は同0.1セント高の1ガロン=1.9369ドルに続伸といずれも小動きだった。【了】