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株式会社テラ・ラボは2019年に福島県南相馬市と締結した「近未来技術の社会実装化に関する協定」に基づき、市の伴走支援を受けて南相馬を舞台にした作品タイトル「空飛ぶイルカ」(監督:柴田啓佑氏)のショートムービーを制作することを発表した。同作品の撮影に伴い、ボランティアエキストラを募集する。なお、「空飛ぶイルカ」は2022年3月に公開予定。

●『空飛ぶイルカ』あらすじ

東北にある架空の自治体を舞台に繰り広げられる近未来災害クライシスムービー。人々が穏やかな暮らしを送る中、突如、大雨に伴う土砂災害被害が発生。自治体、消防、警察などの行政機関は地域住民の安全を確保するために奔走する。しかし、突発的で断続的な雨の様相は災害対策を打ち出すための被害状況の把握を困難にし、現場は焦りが募っていた。そんな中、状況を打開したのは、災害対策情報支援を目的としたテラ・ラボの主要機体「テラ・ドルフィン」。地域のことを愛する若い職員たちと、空から見る情報で災害から人々を救いたいと願うテラ・ラボによる熱い想いが交錯するヒューマンドラマ。



『空飛ぶイルカ』は秋に竣工する長距離無人航空機(以下、ドローン)の実用化・事業化拠点「TERRA LABO Fukushima」を中心に撮影を行う。タイトルにある通り、テラ・ラボの主要機体である”テラ・ドルフィン”が作品の軸となり、大規模災害発生時、災害対策本部らと連携しながらTERRA LABO Fukushimaがどのような役割と機能を果たし、地域社会のため貢献していくのかを描く。



●テラ・ラボについて

テラ・ラボは2019年の台風19号をはじめ、今2021年7月には熱海の土石流現場で発災直後からドローンを活用し、救助や捜索に役立つ地図を作成して各機関へ共有するなど、災害対策情報支援を行ってきた。今後は近い将来起こる可能性のある首都直下地震や南海トラフ地震にも備え、新拠点の運用に向けて早急に体制を確立させていくとしている。また、『空飛ぶイルカ』を通して、過去の教訓と人々の暮らしを守るために活動するテラ・ラボの取り組みと、ドローンの可能性を広く知ってもらい、ロボットのまち南相馬を盛り上げる一助になればと考えている。

(山田 航也)