レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐」のハムスターバージョンとも言うべき写真がTwitterで話題です。投稿者は親ハムスター2匹、子ハムスター11匹という計13匹のハムスターを飼っているぷにママさん。

【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】

 8月25日に「大嘘です」という注意書きをしつつ、「タイトル『最後の晩餐』9月1日より大塚国際美術館にて展示予定です」と紹介された写真には、たくさんの子ハムスターが写っています。みなそれぞれケージの縁に手をかけて、視線はバラバラ。たしかに「最後の晩餐」の構図を思い出させます。

 写っている子ハムスターは、ゴールデンハムスター(アプリコットカラー)のぷに丸くんとはなこちゃんの子どもたち。2匹の子どもたちは8月2日の夜から翌日の朝方にかけて生まれました。

 今回投稿された写真は、8月25日の19時半ごろに撮影されたもの。いつも、これくらいの時間が食事時で、写真はまさに食事を持ってきたところだったそうです。「食事の時間になると1番に野菜をもらおうと、みんな入口に集まるんです」と飼い主さん。

 しかしながら中には臆病な子もおり、怖がりな子はなかなか「寄って来なかった」とのこと。おかげで全員そろった写真を、これまで撮ることができませんでした。

 飼い主さんも半ばあきらめていたといいます。なぜなら手元に残す子ハムスターは2匹で、残りの子たちは9月頭頃から里親さんのもとへと徐々に巣立っていくからです。

 そんなギリギリの日に訪れたシャッターチャンス。ぷにママさんは、「この光景は『絶対に忘れたくないし、忘れないよ』と強く思いました」とこの奇跡の一枚についての思い入れを語っています。

 なお、この場面を撮ったあとは、離乳がすんでいたことや、母ハムスターのはなこちゃんの体調、そして子ハムスターたちが大きくなりケージが狭くなったことなどを理由に、母、そして雄雌に分けての別居。

 写真はまさに「最後の晩餐」をとらえた一枚でした。

 ぷにママさんは出産から旅立ちまでのこの約一か月を振り返り、子ハムスターたちには「幸せになってね、産まれてきてくれてありがとう」という感謝の気持ちを、初産で11匹も産んだはなこちゃんには「よく頑張ったね。みんな立派に育てて、凄くいいお母さんだったね」とねぎらいの言葉をかけています。

<記事化協力>
ぷにママさん(@punimaru_0613)

(佐藤圭亮)