17歳のJKママ・重川茉弥さんの育児奮闘記。いちばんの悩みは意外にも…
17歳で1児の母。現役女子高校生とモデル、そして新米ママという三足のわらじをはき、人生を自分らしく楽しむ重川茉弥さん。夫である“しゅんくん”ことまえだしゅんさんとは、交際当時から一度もケンカをしたことがなく、現在育児も夫婦生活も楽しみながら日々過ごせているといいます。
重川茉弥さん
前回の記事
では、妊娠が分かってから出産まで、驚きや新生活の幸せと大変さについてお話をうかがいました。今回は出産後の育児や、今も模索中というママになったからこそ生まれた人間関係についてうかがいました。
現在お子さんは1歳になったばかり。
いちばんかわいくていちばん大変な時期を過ごす重川さんですが、子どもを産んで大変だったことをうかがうと、意外にも「しんどいことはない」という回答が! 一体どういうことでしょう。
「子育ては本当に楽しさしかないんです。全部が完璧というか、毎日楽しく子育てさせてもらっています。夫のしゅんくんは家事も育児も積極的にやってくれるので言うことがないし、子どもは性格的に夜泣きも少なく育てやすいし。前にしゅんくんが仕事で家にいないときは『やっぱ大変だなー』と思ったので、この楽しさは“しゅんくんありき”ではあるのですが」
そう話す重川さんですが、ご自身も元々育児スキルが高かったことが、今の子育てにいい影響があるようです。
「うちは5人きょうだいで私は上から2番目でした。昔からきょうだいの面倒は結構見ていたし、気づいたときには赤ちゃんへの接し方は染みついていました。育児を自分でするようになり、そういう元々慣れていた部分はよかったなーと思っています。でもそれ以上に、産んだ瞬間は『お母さん凄い!』って、改めて感謝の気持ちで溢れていました。すべてのお母さんが素晴らしいし、うちの母親はこの痛みに5回も耐えているのか! って(笑)。出産直後、『ママ、改めてありがとう』って連絡しました」
育児のサポートを親族に頼むママは多いものですが、こうした夫との連携や元々の育児スキルの高さから、現在実母や義母の物理的なサポートはあまり受けず、育児を楽しんでいるといいます。
育児は楽しいことしかない! そう話す重川さんですが、とはいえ妻としてもママとしてもまだまだ新米です。最近は一般的なママさん達と同じような、人間関係のちょっとした不安や悩みもあるといいます。
「私、まだママ友が1人しかいないんです。この子は元々地元の友達で、私よりも先に子どもを産んだ子です。子どもができてからのママ友はまだ0人! ちょうどコロナで保育園とか新米ママの集まりといったものが一切なく、今日までママ友をつくらないでやってこられました。でも今後子どもも成長して人間関係ができてくるようになったら…私ちゃんとできるのかなって不安はあります」
エネルギッシュな姿とは裏腹に、普通のママらしい悩みに思わずホッとしてしまいましたが、ほかにも夫側のご両親とのつき合い方が、今もまだまだ模索中だといいます。
「しゅんくんのご両親は、本当に親しみやすくて私も子どものこともかわいがってくれるんです。今日もこれから会いに行きます。でも、未だに“お義父さんお義母さん”って思うと、私がどこか緊張して気が張りっぱなしになっちゃうんです! “ヨメいびり”みたいなことは一切ないし、今までつき合っていた元彼の親には緊張せずに関われたのに…。『しゅんくんの親だから、親しくなりたいけど絶対嫌われちゃいけない!』って思うと、私のことはどう思ってるのかなー嫌われてないかなーって、ちょっと弱気になってしまうんです」
今では少しずつそういった緊張も解けてきているといいますが、10代ママでも、人間関係の悩みは普通の母親達と変わらないようです。
重川さんが運営するYouTubeの「まやりんチャンネル」では、こうしたママとしての本音の動画も多く掲載されています。そこでは重川さんと同じく、10代での出産に憧れている子からのメッセージもあるといいます。しかしこれには重川さん自身も、慎重になってほしいと警笛を鳴らします。
「私が発信するのは子育ての幸せな風景が多いので、『しゅんまやが育児できるなら、私らもできるっしょ』みたいに思われたりもするのですが、そこはきちんと否定したいです。本当に子育ては大変だし、しっかりした覚悟と金銭面が整っていないと難しい。これは伝えたいことですね。
あと普通の男性なら子どもが出来たら逃げちゃう人もいます。そうなったら本当に大変ですからね! ちなみに私は妊娠しちゃいましたが、ちょうど同じくらいのタイミングで、母は妊娠だけは気をつけなさいって言おうと思っていたそうです。ウチは子どもができやすい家系だから心配していたみたいです。きちんとこうしたリスクを知って、本人の覚悟と周りのサポートや準備が整えられているなら、若いうちの出産も応援したいなって思います」
モデルとして、ママとして生きる17歳の重川さんのライフスタイルを、最新刊の『とくべつないつも
』(扶桑社刊)でもたっぷり紹介しています。高校ラストイヤーである高校3年生の姿や、ママ1年生の姿などがつまったこちらも、ぜひチェックしてみてください。
<撮影/尾藤能暢 取材・文/おおしまりえ>
2004年生まれの17歳、高校3年生。大阪府出身。2019年にAbema TVの人気恋愛リアリティーショーに出演して話題に。16歳だった2020年に結婚し、出産。現在は1児の母として仕事や育児に奮闘。インスタグラムやTwitter、YouTubeなどでライフスタイルを発信し、ティーンのカリスマとして絶大的な影響力を持つ。著書『あの日、好きになって470日〜恋愛リアリティーショーのその後の話
』『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売中
育児に奮闘中の女子高生・重川茉弥さん。ママになったからこそ生まれた悩みも
重川茉弥さん
前回の記事
では、妊娠が分かってから出産まで、驚きや新生活の幸せと大変さについてお話をうかがいました。今回は出産後の育児や、今も模索中というママになったからこそ生まれた人間関係についてうかがいました。
●子育て、大変なことはなにもない!
現在お子さんは1歳になったばかり。
いちばんかわいくていちばん大変な時期を過ごす重川さんですが、子どもを産んで大変だったことをうかがうと、意外にも「しんどいことはない」という回答が! 一体どういうことでしょう。
「子育ては本当に楽しさしかないんです。全部が完璧というか、毎日楽しく子育てさせてもらっています。夫のしゅんくんは家事も育児も積極的にやってくれるので言うことがないし、子どもは性格的に夜泣きも少なく育てやすいし。前にしゅんくんが仕事で家にいないときは『やっぱ大変だなー』と思ったので、この楽しさは“しゅんくんありき”ではあるのですが」
そう話す重川さんですが、ご自身も元々育児スキルが高かったことが、今の子育てにいい影響があるようです。
「うちは5人きょうだいで私は上から2番目でした。昔からきょうだいの面倒は結構見ていたし、気づいたときには赤ちゃんへの接し方は染みついていました。育児を自分でするようになり、そういう元々慣れていた部分はよかったなーと思っています。でもそれ以上に、産んだ瞬間は『お母さん凄い!』って、改めて感謝の気持ちで溢れていました。すべてのお母さんが素晴らしいし、うちの母親はこの痛みに5回も耐えているのか! って(笑)。出産直後、『ママ、改めてありがとう』って連絡しました」
育児のサポートを親族に頼むママは多いものですが、こうした夫との連携や元々の育児スキルの高さから、現在実母や義母の物理的なサポートはあまり受けず、育児を楽しんでいるといいます。
●悩むのは義実家やママ友とのおつき合い
育児は楽しいことしかない! そう話す重川さんですが、とはいえ妻としてもママとしてもまだまだ新米です。最近は一般的なママさん達と同じような、人間関係のちょっとした不安や悩みもあるといいます。
「私、まだママ友が1人しかいないんです。この子は元々地元の友達で、私よりも先に子どもを産んだ子です。子どもができてからのママ友はまだ0人! ちょうどコロナで保育園とか新米ママの集まりといったものが一切なく、今日までママ友をつくらないでやってこられました。でも今後子どもも成長して人間関係ができてくるようになったら…私ちゃんとできるのかなって不安はあります」
エネルギッシュな姿とは裏腹に、普通のママらしい悩みに思わずホッとしてしまいましたが、ほかにも夫側のご両親とのつき合い方が、今もまだまだ模索中だといいます。
「しゅんくんのご両親は、本当に親しみやすくて私も子どものこともかわいがってくれるんです。今日もこれから会いに行きます。でも、未だに“お義父さんお義母さん”って思うと、私がどこか緊張して気が張りっぱなしになっちゃうんです! “ヨメいびり”みたいなことは一切ないし、今までつき合っていた元彼の親には緊張せずに関われたのに…。『しゅんくんの親だから、親しくなりたいけど絶対嫌われちゃいけない!』って思うと、私のことはどう思ってるのかなー嫌われてないかなーって、ちょっと弱気になってしまうんです」
今では少しずつそういった緊張も解けてきているといいますが、10代ママでも、人間関係の悩みは普通の母親達と変わらないようです。
●もし、自分の娘が10代で子を身ごもったら?
重川さんが運営するYouTubeの「まやりんチャンネル」では、こうしたママとしての本音の動画も多く掲載されています。そこでは重川さんと同じく、10代での出産に憧れている子からのメッセージもあるといいます。しかしこれには重川さん自身も、慎重になってほしいと警笛を鳴らします。
「私が発信するのは子育ての幸せな風景が多いので、『しゅんまやが育児できるなら、私らもできるっしょ』みたいに思われたりもするのですが、そこはきちんと否定したいです。本当に子育ては大変だし、しっかりした覚悟と金銭面が整っていないと難しい。これは伝えたいことですね。
あと普通の男性なら子どもが出来たら逃げちゃう人もいます。そうなったら本当に大変ですからね! ちなみに私は妊娠しちゃいましたが、ちょうど同じくらいのタイミングで、母は妊娠だけは気をつけなさいって言おうと思っていたそうです。ウチは子どもができやすい家系だから心配していたみたいです。きちんとこうしたリスクを知って、本人の覚悟と周りのサポートや準備が整えられているなら、若いうちの出産も応援したいなって思います」
モデルとして、ママとして生きる17歳の重川さんのライフスタイルを、最新刊の『とくべつないつも
』(扶桑社刊)でもたっぷり紹介しています。高校ラストイヤーである高校3年生の姿や、ママ1年生の姿などがつまったこちらも、ぜひチェックしてみてください。
<撮影/尾藤能暢 取材・文/おおしまりえ>
【重川茉弥さん】
2004年生まれの17歳、高校3年生。大阪府出身。2019年にAbema TVの人気恋愛リアリティーショーに出演して話題に。16歳だった2020年に結婚し、出産。現在は1児の母として仕事や育児に奮闘。インスタグラムやTwitter、YouTubeなどでライフスタイルを発信し、ティーンのカリスマとして絶大的な影響力を持つ。著書『あの日、好きになって470日〜恋愛リアリティーショーのその後の話
』『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売中