今注目されているキーワード「フェムテック」とは、女性の健康の悩みをテクノロジーで解決すること。生理の経血を吸収してナプキンがいらなくなる「吸水サニタリーショーツ」が話題です。
GUからも手に取りやすい価格帯の「トリプルガードショーツ」が登場。詳しくレポートします。



GUのトリプルガードショーツは3層構造でさらさら快適!



吸水サニタリーショーツは国産のものでNagiやcomfitsなどが有名ですが、価格帯は1枚4000円〜7000円前後が多く、ちょっと試してみたいという人向きにはお高い印象でした。
GUの「トリプルガードショーツ」は1枚1490円(税込み)と手頃で、入門編にぴったりなのではないでしょうか。実際に購入して試してみました。


トリプルガードショーツはブラック、ピンク、濃いピンク、ライトブルー、ネイビーの5色展開です。私はピンクを選びました。

サイズはS〜XLの4種類。GUのオンラインショッピングサイトでレビューを見たところ、サイズが小さめという声が多かったこと、ナプキンと併用する使い方をすることを前提としていちばん大きなXLサイズにしましたが、大正解でした。


「さらさらシート」「吸水シート」「防水シート」の3層構造で、15〜20mlの液体を吸収します。

●トリプルガードショーツは「いかにも」でないデザイン




淡いピンクであまり深履きでないこともあり、見た目からはいかにも吸水サニタリーショーツという印象はありません。
かわいいデザインですが、個人的にはおへそくらいまでしっかり温めるデザインを選べてもよかったように思いました。


後ろから見ると吸水部分が盛り上がって見えますが、履いてしまえばあまり目立ちません。


繊細なレースでしめつけません。生理の日も普通に過ごせたらというこだわりを感じます。

●吸水部分は分厚くて頼れる感じです




吸水シート部分は黒。血の色が目立たないようになっています。


めくってみると分厚くて頼れる感じ。
子育て経験のある人は、子どものおむつ外しのための吸水トレーニングパンツを思い出すかもしれません。
(ちなみに大人のおしっこ1回分は平均100〜150mlとのことですので、おむつ代わりには使えません)。

●履くと開放的な気分に。「最後の砦」としての安心感がすごい



生理期間1〜3日目はナプキンと併用してみました。
1枚で履いたときに漏れないよう小さめなサイズになっているかと思うのですが、しっかりナプキンをホールドしてくれるので、トイレにあまり行けないときでも「最後の砦」としての安心感がすごい! 普通のサニタリーショーツ以上に頼れる相棒となりました。

4〜5日目から1枚で履いてみました。履いた感触としては、サラサラで快適です。
トイレに入るたびにナプキンを気にしなくていいというのはラクで、開放的な気分になれました。これがフェムテック…!

洗うときはお風呂に入るタイミングで手洗いしたのですが、家族が多い人や干し場所がない人はひと工夫必要かもしれませんね。
布ナプキンのユーザーはおしゃれなほうろうのバケツでつけおき洗いをしているので、こちらもそのように一時的な置き場所をつくるといいかもしれません。

洗ってそのまま浴室乾燥で乾かしたのですが、とくに乾きにくいということはありませんでした。
次回はテレワークなど外出しないときの1〜3日目にも使ってみたいと思います。

●吸水サニタリーショーツは女性の救世主。防災グッズにも



「生理の貧困」というキーワードがあるように、生理用品というのは決して安いものではなく、経済状態によっては快適さに差がつくものだと思います。
またナプキンはかさばり、買いに行くのも大変ですし、買いだめすると収納場所を考えるのも大変。

吸水サニタリーショーツを初期投資と考えて一度買ってしまえば、毎月の生理用品代・収納場所・買いに行く手間などが改善・解決するかもしれません。
防災グッズとしても優れていると感じました。

生理期間を快適にする吸水サニタリーショーツ、ぜひチェックしてみてくださいね。


・ジーユー トリプルガードショーツ 1490円(税込み)
※現在売りきれになっている色やサイズもあります

<取材・文/ESSEonline編集部>