XFN-ASIAによると、中国の四大国有商業銀行の一つである中国銀行は7日、香港株式市場でのIPO(新規株式公開)以降、買い注文が殺到して株価が急騰していることから、同行のIPO主幹事のBOCIアジアとゴールドマン・サックス、UBS証券が同日、IPOのオーバーアロットメント契約を行使し、1株当たり2.95香港ドルで、38億4000万株の追加売り出しを実施したと発表した。

  この追加売り出しで、同行は新たに約14億米ドル(約1600億円)を調達した。なお、同行は、1日の新規上場で、約97億米ドル(約1兆1000億円)の資金を調達している。

  中国銀行によると、今回の追加売り出しの結果、同行の発行済み株式の約18.88%が公開されたことになる。中国銀行のIPOは、中国で過去最大だったほか、世界でも過去6年間で最大規模だった。同IPOでは、公開される株数の約69倍の応募があり、上場初日の終値は公募価格を約15%上回っていた。【了】