CBS MarketWatchによると、ドイツ銀行は30日、米自動車最大手のGM(ゼネラル・モーターズ)の投資判断を「ホールド」から「セル」に引き下げ、目標株価も25ドルから24ドルに引き下げた。ドイツ銀のアナリスト、ロッド・ラッシュ氏は8日、GMの主要部品メーカーの米デルファイでストが実施されるリスクが後退したほか、人員削減計画が進み、4−6月期業績見通しも比較的堅調に推移するとして、投資判断を引き上げたばかりだが、バリュエーション面や金利高による自動車販売の減速懸念を反映し、投資判断を引き下げたとしている。GMの株価は、投資判断の引き上げ以来、過去3週間で約10%上昇していた。

  30日のニューヨーク株式市場で、GMの株価は前週末比1.51ドル(5.38%)安の26.57ドルと大幅安。時間外取引でも、午後7時55分時点で、同日終値比0.12ドル(0.45%)安の26.45ドルと一段安で推移している。【了】