有田焼で著名な佐賀県有田町の陶芸家で人間国宝・井上萬二さんの作品の展示会が宇都宮市で始まりました。

会場の東武宇都宮百貨店には人間国宝の井上萬二さんが手がけた壺や花器、香炉などおよそ100点が展示されています。

井上さんは白磁の第一人者で、ろくろ成形の名手です。

その完璧な造形は凛とした美しさに溢れていて、世界的にも高い評価を得ています。

なかでも目を引くのが、直径36.5センチ、高さ35センチとバランスのとれた丸い壺で、緑色の桐の模様が施されています。   

井上さんの窯元では長男の故・康徳氏に孫の祐希氏と3代に渡ってその技術を追及していて、3人で共同制作した盃のセットが特別企画品としてお披露目されています。

人間国宝・井上萬二、白磁展は5月18日まで開かれています。