栃木県内の1週間の新型コロナウイルスの感染状況のまとめです。

県内では5月6日から12日までの1週間で214人の感染が発表されました。

前の週から55人増え、一気に200人を超えました。

感染者の居住地別では宇都宮が77人、次いで栃木が29人、小山が24人となっています。

この1週間で県内では2件のクラスターが確認されています。

宇都宮市の事業所でのクラスターで従業員6人の感染が、真岡市のホームパーティーでのクラスターでは親族6人の感染が確認されています。

変異株について県はこの1週間で87人の感染を公表しています。

12日は1日あたりとしては最多の30人の確認を発表していて、県が行っている変異株のスクリーニング検査では直近の値で49.2%と3週連続で4割を超えています。

県独自の警戒度は全体では上から3番目の「厳重警戒」を維持しています。

警戒度を判断する7つの指標のうち「病床使用率」が35.0%とまん延防止等重点措置の範囲に入っていて、前の週から0.8%増えました。

最後に新型コロナウイルスのワクチンの接種状況です。

県は12日午後5時時点で1回目の接種を5万5820人に2回目の接種を2万1878人に行ったと発表しました。 

このうち65歳以上の高齢者については1回目を5667人に2回目を423人に接種しています。

県内の高齢者の接種対象はおよそ55万5千人いて、政府が求めている7月末までの接種の完了に対し、進ちょく率はおよそ0.07%となっています。