日本固有の種、シラネアオイの花が奥日光の日光二荒山神社中宮祠で見ごろを迎えています。

男体山の登拝門をくぐり石段を登っていくと紫色の可憐なシラネアオイが一面に咲いています。

栃木県と群馬県にまたがる日光白根山が名前の由来となっているシラネアオイは奥日光に自生する花ですが、シカの食害などで数が少なくなっています。

そこで28年前、地元有志が男体山へと続く神社の石段の近くで植栽活動を始めました。

長年、地道に世話を続け、現在ではおよそ300株が保護柵に囲まれた斜面一面に咲き誇っています。

今年も例年通りの咲き具合で色付きも良いということです。 

コロナ禍でも休みの日には多い時で1日350人ほどが男体山に登っていて、神社では登山の途中に立ち寄って可憐なシラネアオイに癒されてほしいと話しています。

このシラネアオイは5月いっぱい咲いていますが、見ごろは今週末までだということです。