新型コロナウイルスについて、栃木県と宇都宮市は11日、新たに22人の感染を発表しました。

また、1人の死亡と県内63例目のクラスターを発表しています。

感染が確認されたのは、宇都宮市や栃木市、那須塩原市、鹿沼市、小山市、芳賀町、益子町などの10歳未満から70代の男女22人です。

県警察本部によりますと、このうち1人は宇都宮中央警察署戸祭交番に勤務する20代の男性警察官のだということです。

この警察官と接触した5人の署員を自宅待機にしていますが、体調不良者はいません。

警察署と交番はすでに消毒を済ませていますが、勤務時に一般の市民との接触もあることから保健所で調査を進めています。

また、今月1日から2日にかけてホームパーティーを行っていた真岡市の個人宅から5人の感染者が確認されたことから、県は63例目のクラスターに認定しました。

原因は親族での長時間の会食などで、県ではこの家族へ感染防止対策の指導を行っています。

また、救急搬送され病院で死亡した1人が死亡後に新型コロナウイルスへの感染が分かりました。

県内で亡くなった人は計74人となりました。

変異株について先月下旬から発症した人など30代から80代の男性6人から変異ウイルスが確認されました。

県内の変異株の感染者は累計198人、感染者は累計5650人になりました。

療養者数は283人で、このうちの重症者は4人、入院調整中は32人です。

近県の感染状況は埼玉県で2人の死亡と278人の感染、茨城県で73人の感染、群馬県で2人の死亡と74人の感染が発表されています。