変異株 栃木県内でも割合増加 感染拡大に危機感
福田富一知事は11日の定例会見で、栃木県内でも新型コロナウイルスが変異株に置き換わりが進んでいるとの認識を示し、感染拡大の要因として注視していきたいと述べました。
栃木県と宇都宮市では変異株についてスクリーニング検査を行っていて、現在は陽性者の70%程度で行われています。
県によりますとスクリーニング検査が始まった3月下旬から4月上旬は県内の変異株の割合は15%程度でしたが、4月中旬には40%を越えたといいます。
今月3日から9日の1週間では49%と半数近くに上っていて、福田知事は「他府県では感染拡大の要因のひとつとなっており、感染状況を注視していく」と危機感を示しました。
また、県が飲食店を対象に新たな感染防止対策としてスタートさせる認証制度「とちまる安心認証」の認証基準が発表されました。
これは感染防止対策に取り組んでいる飲食店を県が認証し公表するもので、基準は38項目で県のホームページなどで確認することができます。
申請の受付は今月17日からで、調査員による現地確認などを行い、基準に適合した店舗にステッカーを交付します。
認証の有効期間は1年間ですが、利用者などから基準を守っていないなどの情報が寄せられた場合には取り消しもあるということです。