東京オリンピックの大会前に栃木県で予定されていたハンガリー選手の事前合宿が見送られることが10日、明らかになりました。

東京オリンピックの事前合宿を予定していたハンガリーの3つの競技の選手団から合宿を取りやめる意向が10日までに栃木県に伝えられました。

県内ではハンガリーをはじめ合わせて5つの国が県と9つの市と町で事前合宿を予定していました。

県によりますと、このうちハンガリー選手団の小山市での体操、矢板市でのマウンテンバイクとゴルフの合宿について見送ることになりました。

新型コロナウイルスの影響で予選大会のスケジュールが見通せないことなどから、合宿を経ずに、直接選手村に向かうということです。

また、高根沢町はアフリカのレソト王国からマラソンやボクシング、テコンドー、マウンテンバイクで受け入れを行う予定でしたが中止の方向で検討しています。

高根沢町生涯学習課によりますと「選手の練習場になるはずだった町の体育館が新型コロナのワクチン接種の会場になるなど練習場の確保が困難になった」ということです。

とちぎテレビの調べではそのほか、小山市で行われるナイジェリアの重量挙げは実施する意向、下野市で予定されるキプロスの自転車ロードや陸上も実施する意向ですが、その他の体操や競泳などについては協議中だということです。