陶芸のまち・益子町では、コロナ禍に対応した新たな形のイベントが8日から始まり、密を避けながら買い物を楽しむ人の姿が見られました。

この「益子モノ市」は町の一大イベントの「陶器市」が新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、WEB陶器市に加えて、直接、作家や作品と触れられる催しとして初めて企画されました。

会場には、益子焼をはじめ、雑貨やグルメなど手作りの品を陳列した44のテントが並びます。

イベントでは会場内が密になるのを防ぐため、1日あたり300人と事前予約制にし、予約をしていない人には整理券を配って1時間に200人限定で入場ができるようにしました。

また、会場の入り口と出口を完全に分けたほか出店ブースの間隔も広く取りました。

従来の陶器市の醍醐味だった作家とのやり取りや普段は店頭に並ぶことのない「訳アリ品」が格安で購入できるとあって訪れた人たちは、青空の下でゆっくりと買い物を楽しんでいました。

益子モノ市実行委員会 塚本倫行 実行委員長:「春と秋の陶器市だけでなく、常に来てくださるようにこういうイベントを開催していきたい」

このイベントは、5月30日までの土曜日と日曜日に行われ、毎週、出店者が変わるということです。