東日本大震災などで被害を受けたさくら市のお丸山公園の近くにあるホテルがリニューアルオープンしました。

28日にリニューアルオープンをしたのは、さくら市で40年以上続くゴルフ場、セブンハンドレッドクラブのグループ会社が運営する「お丸山ホテル」です。

お丸山公園は震災による地割れや台風の大雨で被害を受け、2011年から全面立ち入り禁止となり、去年3月になってようやく一部のエリアが開放されました。

近くにあった「ホテルニューさくら」は新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で去年4月に閉館しました。

さくら市では、お丸山公園を観光の拠点として再整備する方針ですが、地域で盛り上げたいとセブンハンドレッドクラブがホテルの再生に名乗りをあげました。

オープニングセレモニーで、さくら市の花塚隆志市長は「コロナで厳しい時代だが、お丸山エリアの観光拠点として、地域と一緒に盛り上げてほしい」と期待を寄せました。

リニューアルの目玉は大谷石や木製の家具で居心地の良い空間を作り出したエントランスと日本三大美肌の湯で知られる喜連川温泉を存分に楽しめる露天風呂などです。

施設は今後、客室やレストランのリニューアルも行う予定で、訪れた人の居場所づくりを提供します。