最恐の敵・雪代縁を演じた新田真剣佑

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 新田真剣佑が24日、都内で行われた「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」に出席。幼少期から空手や器械体操を習っていた新田は、その高い身体能力を映画『るろうに剣心 最終章』で披露するまで封印していたことを明かし、今作で見せる全開のアクションに自信をのぞかせた。イベントには、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、有村架純、高橋一生、江口洋介、大友啓史監督も登場した。

 和月伸宏による人気コミックが原作の映画『るろうに剣心』シリーズが、『るろうに剣心 最終章 The Final』(4月23日公開)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の2部作によって、ついに完結する。新田は主人公・緋村剣心(佐藤)と激突するシリーズ最恐の敵・雪代縁役を担った。

 新田はもともと同シリーズのファンだそうで、「撮影現場に入ったときに『わっ、本物の剣心だ!』と思いました」と佐藤演じる剣心との初対面時の感想を嬉しそうに報告した。

 劇中、激しいアクションを披露していることについては「これほど自分の能力を出せる現場に携わることができるのは役者としてうれしい」と喜ぶと、撮影の2年前に大友監督と会い、「この作品でアクションを見せるまで、どこにも見せないでくれ。その代わり、(ここで)全部見せられるようにするから」と伝えられたことを告白。その熱意にほだされた新田は、「わかりました。(ほかの作品では)やりません」と誓ったそうで、「僕ができることをすべてやった作品です」と振り返った。

 新田と激しいバトルを繰り広げた佐藤は、新田の存在が「非常に心強かった」と語ると、「体が動くのはもちろん、現場での向き合い方が非常に素晴らしかったです。ストイックなんですけど、度が違うんですよ。ドストイック。体の作り方にかける思いもそうですし、本番が始まる10秒前くらいまで、ずっと筋トレしてるんです。パンプアップして腕が太かったです」と当時の様子を説明した。

 そんな入念なトレーニングを経て本番に挑んでいた新田は「アクションシーンがすごく激しくて体が耐えきれなくて、一瞬歩けなくなりました」とハプニングに見舞われたことも打ち明けつつ、「登場シーンは、はじめから飛ばしています。アクション全開で暴れているので楽しんでください」と呼びかけていた。(取材:錦怜那)