ドイツサッカーリーグ機構は試合開始7時間前に急遽、ブンデス2部1.FCハイデンハイムvsホルスタイン・キール戦が中止となることを発表した。現在リーグ2位につけるキール側は、関係者全員が隔離された状態にあるという。

 これは定期検査の結果で、ホルスタイン側から4件のコロナ陽性反応が確認されたためであり、新しい試合日程は近日中に発表されるとのこと。また来週金曜には原口元気、室屋成所属のハノーファー96との一戦が控えているが、今のところはまだこちらの開催も不透明となったまま。

 チームドクターのクラウス・ヘニングセン医師は、「該当者の状態は良好で、まったく症状がないか、ほぼ症状がみられていないところです」とコメント。そして「コロナ危機となって以降、担当当局との密な連携は高い信頼をもって運営されています。また現時点での優先事項は感染拡大防止です」と語った。
 
 一方で対戦相手のハイデンハイム側では、検査の結果で全て陰性が確認されているが、フランク・シュミット監督は「このようなギリギリのところでの試合延期は、当然のことながら苦渋の決断ではあるのだが、ただコロナ危機下では常に起こりうること。それはどうしようもないことであり、我々としてはこれを受け入れ、来週土曜のハンブルク戦にむけ準備を進めていくことに専念するよ」と述べている。