ペットショップの小動物たちに癒されまくる! 『九頭竜さんの推しは小さい』は小動物と美女のハートフルコメディ

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 小動物といえばカワイイものの代表格ですが、小動物とたわむれる美女というのもまたオツなもの。

 ニコニコ漫画の「電撃G’sコミック presents @vitamin」にて連載中の『九頭竜さんの推しは小さい』では、そんな2種類のカワイイを一挙両得で楽しめる作品です。

 愛らしい小動物との出会いを果たした大物女優が見せる、驚きの素顔に癒やされまくりませんか?

可憐な幼女に忍び寄る影……!?

 いたいけな幼女の前に、突如現れたのはメガネをかけた長身の女性。

 その女性は恐ろしげな笑みをたたえながら、幼女に向かって魔の手を伸ばします。

 もはや幼女に逃げる術などなし。これはまさかのバイオレンス展開に突入か……!?

 ……と思いきや、先ほどまでの光景は単なるペットショップのワンシーン。

 女性が手を伸ばした先にいたのは、何の変哲もないジャンガリアンハムスターだったのです。

 ちなみにこのハムスター、名前を“ちょめ”というそうな。

 ちょめが腹を見せたのは、降伏の意思表示というよりはただの撫でられ待ちだったようで。

 そんなわけで、例の女性は無事に彼女のお腹をふのふのすることができ、至福の表情を浮かべるのでした。

 いろいろとツッコミどころはありましたが、ふたりとも幸せそうなので良しとしましょう……。

天才演技派女優、九頭竜さん

 ちょめのお腹を撫でて癒やされまくっていた女性の名は、九頭竜さん。

 猛獣が描かれたダサTを着こなす彼女ですが、ここからつぎつぎと意外な素性が明らかになっていきます。

 じつは九頭竜さんは、世界的に活躍していた天才演技派女優だったらしく。

 現在の風貌からは想像もつきませんが、現役時にはその美しい肉体を武器にアクション映画に出演していたこともあったそうなのです。

 その名残で九頭竜さんはいまでもムキムキなため、小動物を飼いたいけれど踏ん切りがつかずこのペットショップに通っているご様子。

 しかも演技中とは打って変わって、ふだんの九頭竜さんは非常にダウナーな性格。

 店長の天頂さんに声をかけられても、やはり(握りつぶしてしまいそうで)小動物を飼える自信がないとしょぼくれてしまいます。

 しかしながら、ふとした拍子に演技派女優としての九頭竜さんが顔を覗かせるのがおもしろいところ。

 天頂さんから「お姫様を扱うように!」とちょめとの接しかたを教わった彼女は、その言葉でスイッチが入ってしまったのかキリリと真剣な眼差しになり……。

 つぎの瞬間、まるで姫君に謁見する騎士のような素振りでちょめに話しかけ始めるのでした!

 というか九頭竜さん、現在は花屋にお勤めになっているんですね。いろいろな意味でかわいらしい方だ……。

推される側から推す側へ

 九頭竜さんの卓越した演技力をもってすれば、商店街の片隅にあるペットショップもミュージカル会場に早変わり。

 そして彼女が演技に込める想いは、言語や種族の壁を越えて観た者の胸を打ちます。

 九頭竜さんの迫真の演技を目の当たりにしたちょめも、テンションが上がった様子で回し車を爆走!

 そんな姿がまた愛らしく見え、九頭竜さんは誰かに推される側から推す側になっていた自分に気付くのでした。

 かくして、今後も九頭竜さんの“推しのいる生活”は続いていきます。

 推す側としてあくまで一定の距離を保ちつつも、頭の中はつねにちょめのことでいっぱい。

 仕事中に小枝でご尊顔を創造するなど、舞い上がりっぷりがかわいすぎます。

 一方で、推しの生態に関するリサーチも欠かさない九頭竜さん。まさにファンの鑑のような彼女の姿勢が、いつの日か報われることを願ってやみません。

 続くエピソードからも、純度100%の愛らしさを持つちょめ&ギャップ満載な九頭竜さんの魅力がダブルで楽しめますので、ぜひチェックしてみてください!

(画像はニコニコ漫画『九頭竜さんの推しは小さい』より)