顎のトレーニングでエラが発達しすぎた男性(画像は『LUCAMARCHESI 2021年3月3日付TikTok「#differente DO U THINK IS TOO MUCH ?」』のスクリーンショット)

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イタリアでモデルとして活躍する男性がメリハリのある顔を保つために顎のトレーニングを続けたところ、エラが異常に発達してしまった。本人はこの結果に満足しているようだが、一部のネットユーザーからは「自転車のサドルのよう」などと否定的な意見があがった。また医師も過度に顎を鍛えることに警鐘を鳴らした。『Daily Star』『The Sun』などが伝えている。

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伊ミラノを拠点にモデルとして活躍するルカ・マルケージさん(Luca Marchesi)が、今月3日に動画共有アプリ「TikTok」に動画を投稿したところ注目を集めた。

動画には顎を鍛えるためのゴム製の器具を噛んでいるルカさんが捉えられているが、最後に器具を外したルカさんの顔はエラが驚くほど横に張り出して、顔の輪郭はひし形状に見える。

ルカさんは自身を「顎の輪郭の最高責任者(CEO of jaw line)」とうたっており、メリハリのある顔を手に入れるために顎のトレーニングを長い間続けてきたそうだ。そして現在、ルカさんの顎はシャープになったもののエラが外側に突出してしまった。

そんなルカさんに一部のユーザーから「三角型のスナック、ドリトスみたいだ」「それ、本当に魅力的だと思えるの?」「自転車のサドルのようだ」と揶揄する声があがったが、彼は自分の顎の輪郭に満足しているという。

ルカさんが顎トレに加えて筋トレをするようになったきっかけは、18歳の時にあるようだ。当時のルカさんは体重が104キロもあり、ちょうど恋人だった女性と別れてしまった。彼は破局の原因を自分の体重にあると考え、自信を失くしかけていた。

その数か月後、ルカさんは自分を変えるためモデル事務所に所属しようと思い立った。ところが体重がオーバー気味だったことと顔が丸みを帯びていたことで、5社ほど訪問したが全て断られてしまった。またあるモデル事務所からは「あと30キロ痩せたら来てくれ」と言われたそうだ。

ルカさんはその後、肉体改造と顎のトレーニングに励み、現在はモデル事務所に所属して数々の仕事をこなせるまでになった。またTikTokでは100万人近いフォロワーを獲得している。

しかしルカさんの過度の“顎トレ”に、警鐘を鳴らす人も少なくない。ある医師は「顎のトレーニングが長期に渡ると偏頭痛を引き起こす可能性がある」と話しており、歯科医のマルティナ・ホジソン氏(Martina Hodgson)もこのように警告した。

「過度に発達した咬筋は歯ぎしりや偏頭痛、顎関節症などの問題を引き起こす可能性があります。咬筋は顎の骨と頰の骨をつなぎ、噛むための筋肉なので過剰に発達させることはお勧めしません。」

モデルとしての信念のもと“顎トレ”を続けてきたルカさんだったが、『LADbible』によると予想外に否定的な意見があがったことから彼はTikTokのアカウントを閉じることも検討しているそうだ。

画像は『LUCAMARCHESI 2021年3月3日付TikTok「#differente DO U THINK IS TOO MUCH ?」、2020年11月14日付TikTok「#greenscreen do u like my change ?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)