9日のマドリー戦で久保はジダン監督(右)にアピールできるか。 (C)Getty Images

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 2月2日、英国の有名なフットボール専門誌『FourFourTwo』が、「世界で最もエキサイティングなティーンエージャー50人」を選出した。

 今冬にヘタフェに籍を移した久保建英は、堂々の10位にランクイン。「我々が今までみた来たなかで最も魅力的な日本のタレントかもしれない」「すでにリーガでも輝いていて、ゲームを作り、自分の意思でプレーしている」と紹介されている。

 同じくマドリーが保有し、現在はドルトムントにレンタル中のブラジルU-23代表MFレイニエールも12位に入ったことから、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「ジダンに対する警告だ。世界の有能な若手トップ15にクボとレイニエールが入った」と見出しをつけ、次のように綴った。

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「マドリーの将来は保証されている。タケフサ・クボとレイニエールのふたりが、地球上で最高の才能に選ばれた。だが、この日本人とブラジル人はレンタルに出されているため、残念ながら、今シーズンは(マドリーで)そのプレーを披露することはできない」

 マドリー系のメディアも、来シーズンの久保のトップチーム入りを期待し、指揮官であるジネディーヌ・ジダンへ“抜擢”を促しているようだ。ただ、そのためにはヘタフェへの半年間で結果を出さなければならない。

 ヘタフェは6日に行なわれるセビ―ジャ戦の後、9日にマドリーと敵地で対戦する。久保はこの保有元との一戦で、ジダン監督にアピールできるか。

 ちなみに、「50人」の1位は久保とバルサのカンテラ(下部組織)時代にコンビを組んだFWアンス・ファティで、2位はドルトムントのMFジェード・ベリンガム、3位にはバルセロナのMFペドリが選ばれている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部