歌手のさくらまや(画像は『さくらまや 2020年7月25日付note「笑ってもらえたなら、本望」』のスクリーンショット)

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2008年に10歳で史上最年少の演歌歌手としてデビュー、大人顔負けの抜群の歌唱力で“平成の美空ひばり”とまで言わしめた歌手・さくらまや。現在22歳のさくらだが、今年9LDKの豪邸を購入するも、コロナ禍で仕事が無くなり、ローンを抱えて窮地に立たされた。その心境を10月27日放送のテレビ番組で赤裸々に歌うと大きな話題に。今度はその反響を12月27日に第2弾として歌い上げた。

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10月27日放送のTBS系『爆笑!ターンテーブル 総勢72名!歌ネタの祭典』で人気アニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマ曲でもあるLiSAの『紅蓮華(ぐれんげ)』を『不安げ』というタイトルに替えて、「今年7月家を買った〜、だけど8月無職に〜!」と力強く歌い出しスタジオの度肝を抜いたさくらまや。「22歳で建てた演歌御殿、ローン地獄、まだ2回しか払ってない」「演歌なんて歌いたくない! アニソン歌いたい」「『おばあちゃんのため紅白出たい』そんなもん全部ウソ」「本当はお祭りの営業だけやってたい!」と次々にぶっちゃけて、最後には「お仕事ちょうだい」とカメラ目線でにっこりと訴えた。

本音を赤裸々告白したさくらまやには、自身のツイッターを急遽開設するほどの大反響があったが、12月27日放送の『歌ネタゴングSHOW 爆笑! ターンテーブル』では『不安げII』として同じく『紅蓮華』の替え歌でさくらがその後の心境を吐露した。さくらが「人生最大の恥さらした」と歌い出しで前回の替え歌披露に触れてから「すると仕事きたよー!」と高らかに伸びのある声で歌うと、スタジオで拍手喝采が起こった。さくらには100件以上の営業の依頼が来て、なかには長崎、帯広、札幌のカラオケスナックからのオファーもあったという。さらに1か月間、人形劇の旅一座に同行するというものもあったそうだ。それでも「このままじゃローンは減らない! フラット35だもん!」とリアルに歌うと「今バイト探してる」と告白。最後に「政府マターのCM」に出演したいと訴えて「都知事と繋いで」と微笑んだ。

このさくらまやの演歌御殿を、11月16日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』で取り上げている。さくらが7月に購入した自宅は敷地200坪に2階建ての9LDKという豪邸。そこに家族3人と愛犬7匹が暮らしているが、豪華な調度品の他にストレス発散用に父親がさくらにプレゼントした10万円のサンドバッグも備えられているそうだ。コロナ禍で仕事が無くなり先が見えなくなったさくらは、長年所属した事務所を退所して今年8月に個人事務所「株式会社さくらまやプロダクション」を設立したが、自宅兼事務所では毎日のように会議が開かれているという。

現在さくらまやは15分間の冠ラジオ番組『さくらまやのあらためまして♪』(東海ラジオ)を持っている。12月27日放送回では今年を振り返り「あまりにもいろいろなことが起きて、私の人生の確変とでも言いますか、私の人生が半回転したような気がします」と印象を語った。「春は家探し、住宅ローン、売買契約、これだけでも私の人生では初体験」「それに加えて夏には12年お世話になった事務所の退社、トラック4台での引越し、そして決意を固めたさくらまやプロダクションの設立。定款を考えたり、書類を集めての会社登記。目の回るような毎日を過ごしました」と自身にとって大きな出来事が目白押しだった今年を回顧し、「自分はちっぽけなんじゃないかなと感じたり、すごく大変な日もありましたが、支えてくれたのは家族や親類」と感謝した。

さくらまやは現在大学4年生で、11月11日には「最近は、卒論の迷宮をさまよっています…(テーマですら迷ってる)。」と卒業論文に苦労している様子をツイート。学費も自分で稼いだものだというが、卒業後はますます仕事に専念できるだろう。現在は本人が好きだという「お祭りの営業」もお祭り自体が中止になることも少なくないが、持ち前の歌唱力とたくましさで活路を見いだせるのではないか。

画像は『さくらまや 2020年7月25日付note「笑ってもらえたなら、本望」、2020年10月12日付note「ワンたちに囲まれながらの撮影」』『【公式】さくらまやプロダクション 2020年11月26日付Twitter「ラジオの収録に名古屋へ行ってきました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)