福田 富一知事は17日、選挙後初めての会見に臨み、5期目に向けた思いや第3波が心配される新型コロナウイルスの対策について説明し、県民に協力を求めました。

福田知事は会見で5期目が無駄な4年間と指摘を受けないよう取り組んでいくと表情を引き締めました。

新型コロナウイルスの対策については県内で2人目の死者が出たことに哀悼の意を示すとともにクリスマスや年末行事が相次ぐなか「冬の感染防止対策」として「距離の確保」や「マスクの着用」「換気と保湿」「健康チェック」など『7つの基本』を改めて徹底するよう求めました。

北海道や東京で感染者が激増していますがサーモグラフィやパーテーションなどを使った感染予防対策や非対面型ビジネスモデルを取り入れる中小企業を支援する県版の「地域企業再起支援事業」を12月補正予算で実施する考えです。

このほか新型コロナとインフルエンザの診療や検査が可能な医療機関を今後「650ヵ所」にまで増やしていく方針であることや重症化リスクが高い施設の間で連携して職員を派遣する「応援職員」として76人を登録したことが報告されました。

一方でGoToトラベルキャンペーンによって県内でも感染拡大の傾向が出れば、県民の命と健康を守る立場から対象を外してもらうよう要望する可能性はあるとしています。