知事選挙の争点の一つに挙げられている「栃木の魅力度」についてです。民間の調査会社がまとめた全国の魅力度ランキングで栃木県は初めて最下位の47位となりました。実は最下位を経験しているのは群馬、栃木、茨城の北関東3県しかありません。

去年まで7年連続で最下位だった茨城県はこれを逆手に取ったPRに成功し今年は42位に。群馬県も45位から過去最高の40位に上昇しました。

最下位の栃木県に本当に魅力はないのでしょうか。県民の声を聞きました。

栃木県は都道府県の経済的な豊かさを表す県民所得もランキング上位の常連なんです。

2017年度のまとめでは、1人当たりの県民所得は過去最高額の341万3千円。東京、愛知に次いで全国3位となりました。

このような経済的な魅力、日光や温泉など観光面の魅力、住みやすさなど県民が感じる魅力をどう上手くつなぎ合わせて発信していくのかが課題と言えます。

この部分で県知事選の両候補の主張は異なっています。

新人の田野辺 隆男候補はトップである知事自身の発信力で魅力度を上げていくと訴えていて、自らも選挙活動の合間を縫って訪れた土地の魅力をSNSで発信しています。

現職の福田 富一候補は県のPR大使による県民参加型の企画や県民によるCMコンテストの実施、そして茨城、群馬と観光面以外でも連携して魅力の発信に努めていくとしています。