那須塩原市では宿泊客の入湯税を引き上げ、その税収などで宿泊施設の従業員に定期的なPCR検査の実施を決めるなど新型コロナウイルス感染症対策と観光の両立を図る取り組みを進めています。

20日、PCR検査がセットになったツアーを取り扱う宇都宮市の旅行会社と業務連携の覚書を交わしました。

那須塩原市役所で行われた締結式には、渡辺 美知太郎市長と宇都宮市のうつのみや観光の原 賢一代表取締役が出席しました

那須塩原市では、コロナ禍でも安心して観光客を迎えようと独自の観光モデルづくりを進めています。

9月には従業員へPCR検査を実施することなどを盛り込んだ合意書を市内の宿泊施設と交わしていて、今回の覚書もそうした安心・安全をPRする取り組みのひとつです。

具体的には那須塩原市に泊まるPCR検査がセットになったツアーを販売し、那須塩原市がPCR検査の費用の一部を補助してツアーの参加者が格安で検査を受けられるようにします。

参加者には事前に唾液を採取する検査キットが届き、結果はツアーの出発までに分かるということです。

PCR検査付きのツアーは100人限定で、11月の発売を目指すということです。