ボローニャ冨安、痛恨OGで敗戦も伊メディアは“同情的”論調 「責任を被せるべきではない」
同点に追いつかれて迎えた後半33分、混戦からオウンゴールを犯して逆転負け
セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、現地時間18日に行われたリーグ第4節サッスオーロ戦(3-4)にフル出場。
自身のオウンゴールが決勝ゴールになる厳しい結果だったが、イタリアメディアは同情的な論調だった。
冨安は日本代表のオランダ遠征明けとなったサッスオーロ戦でもセンターバックでスタメン出場。ボローニャは後半15分までに3-1でリードしていたが、そこから10分間で同点に追いつかれたうえに、同33分にはゴール前の混戦から冨安のオウンゴールも発生し、逆転負けを喫した。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、冨安を「5点」として、「最初の45分間(前半)は誰よりも素晴らしいプレーを示していたが、その後に崩れた。オウンゴールは、敗戦に自分の名前を記録するものになってしまった」と、前半のプレー自体は評価している。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では、採点記事のタイトルを「冨安にとっては悪い1日」としたうえで「5点」と評価。そして、「オウンゴールの状況は不運であり、彼に責任を被せるべきではない。この日の午後は日本人DFにとって非常に複雑なものになった」と、不運もあったと記した。
2点リードからまさかの逆転負けをしたチームのセンターバックながら、酷評されるようなことはなかった。プレーの質自体はイタリアでも信頼を勝ち取っている感のある冨安だけに、次節では再び堅い守備を見せたいところだ。(Football ZONE web編集部)