『ビルとテッド』キアヌのぶっ飛び演技に若手女優が笑い泣き!コミコンで新作語る
キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター共演の人気コメディー第3弾『ビル&テッド・フェイス・ザ・ミュージック(原題) / Bill & Ted Face the Music』のパネルディスカッションが、現地時間25日、オンラインで開催中「コミコン@ホーム」内で行われ、二人をはじめ、サマラ・ウィーヴィング、ブリジェット・ランディ=ペイン、ウィリアム・サドラーらキャストが新作の撮影秘話などを明かした。
『ビルとテッド』は、ロックスターになることを夢見るビル(アレックス)とテッド(キアヌ)のおバカコンビの大冒険を描くコメディー。第3弾は、中年のおっさんとなったビルとテッドが、世界を救う楽曲を求めて未来へと繰り出す。パネルに先駆け、本作の新たな予告編も公開され、9月1日の全米公開(一部劇場)と同時に、オンデマンド配信されることが発表された。パネルにはキャストのほか、ディーン・パリソット監督、脚本のエド・ソロモンとクリス・マシスンも参加した。
第2弾『ビルとテッドの地獄旅行』(1991)から29年が経過し、満を持して製作された第3弾。企画の始まりは10年ほど前だったといい、アレックスは「キアヌ、エド、クリスと会食した時、面白い構想を提案されたんだ。幸運なことに、昔のクリエイティブさが残っていたから、そこからアイデアを洗練させていったね」とコメント。キアヌは「『ビルとテッド』のように笑って楽しく演技できる場所は、他にはないよ」と待望の新作に感無量な表情を浮かべる。
ビルとテッドの娘も冒険へと繰り出す本作は、28歳のサマラ(ビルの娘シア役)、25歳のブリジェット(テッドの娘ビリー役)という若手キャストの活躍も見どころとなる。二人ともオーディション当時は、シリーズの存在すらも知らなかったといい、ブリジェットは「出演が決まるまで、作品を観ないでおきたかったの。だから、オーディションには、2秒間の映像クリップでビルとテッドの声のトーンを確認して臨んだわ」と告白した。
撮影で印象に残っているシーンについて、サマラは「シアとビリーが父親のパフォーマンスを見る場面があるの。あのシーンは、今までにないほど笑ったわ」とコメント。特に『ジョン・ウィック』シリーズでシリアスな役を務めるキアヌが、おバカキャラとしてぶっ飛んだ演技を披露することがツボだったそうで、「本当におもしろくて、笑い泣きしちゃったわ」と笑顔で話していた。
ちなみに、サマラは俳優ヒューゴ・ウィーヴィングの姪にあたる。キアヌとヒューゴは、映画『マトリックス』シリーズで敵同士だったこともあり、サマラは「ちょっと不思議な感覚なの」としみじみ。キアヌに向かって「(『マトリックス』で)私の叔父を殺したわね。Mrs.スミスが復讐するわよ」とジョークを放つ一幕もあった。(編集部・倉本拓弥)
「コミコン@ホーム」は現地時間7月22日から26日までオンラインで開催中