斗山ベアーズのユ・ヒグァン【写真:Getty Images】

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斗山の左腕ユ・ヒグァンが投じた変化球が注目の的に

 韓国プロ野球で生まれた1球が米国で話題を呼んでいる。左腕から繰り出されたボールが右打者から逃げながら沈み、空振りを奪うシーンを、MLBでもお馴染みの名物セレブが「この球種はなに?」と動画つきで脚光。米ファンからは「気持ちの悪い球だ」などの声が上がっていたが、反響はさらに拡大。「すげー曲がっている」「真似しようとしたら指を怪我しそう」などとコメントが集まっている。

 斗山ベアーズの左腕ユ・ヒグァンが投じたボールに、多くの米国野球ファンの視線が注がれている。縫い目に人差し指と中指をかけ、最後は中指だけで押し出すようにして投げた1球。強烈な回転が加わり、右打者から逃げるように落ちながら地面すれすれでキャッチャーミットに。打者は体勢を崩しながらスイング。見事に空振りを奪って見せた。

 このボールに着目したのは、SNS上で投手を様々な形で分析し、現役メジャーリーガーや米メディアからもフォローされる名物セレブのロブ・フリードマン氏だ。“ピッチングニンジャ”の愛称でも知られる同氏は「この球種はなに?」と実際の投球の映像を紹介すると、フォロワーから多数のコメントが集まるなど大いに盛り上がっていたが、1日が経過して反響はさらに拡大。動画は40万再生を突破し、様々な意見が飛び交っている。

「すげー曲がっている」
「ヨハン・サンタナみたいだ」
「なんの球種だとしても、気持ち悪い曲がり方だな」
「シンカーの握り方じゃないのか?」
「2本指チェンジアップ」
「簡単! ストライクだ」
「真似しようとしたら指を怪我しそう」
「アジア人投手は結構こういうソフトシンカーを投げるよね」
「ナックルの落ち方」

 同氏は続けて「ちなみに76マイル(約122キロ)です。3人の大学投手に質問しましたが、3つの異なる回答が返ってきました」とツイートしており、実際の投手でも判断が難しい“謎変化球”のようだ。なお、同氏がツイッターで募ったアンケートではスクリューを推す声が最多(37.5%)、続いてチェンジアップ(29.7%)、シンカー(25.7%)、その他(7.1%)となっていた。(THE ANSWER編集部)