ACミランや多くのクラブがマジョルカMF久保建英に注目している【写真:Getty Images】

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ソシエダやPSGなどが新天地候補に挙がるなか、ミランも引き続き獲得を視野

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、レンタル期間を満了する今季終了後の去就が注目を集めている。

 同リーグのレアル・ソシエダだけでなく、セリエAの名門ACミランやフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)が期限付きでの獲得に関心を示していると指摘されてきたが、ミランは1350万ユーロ(約16億3000万円)を予算として準備しているという。

「ミランは若い才能に気を配り続けている。選手の名前はクボだ」

 このように見出しを打ったのは、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」傘下のミラン専門サイト「PIANETA MILAN」だ。

 ミランの久保への関心が最初に伝えられたのは5月下旬。かつて元日本代表MF本田圭佑(現ボタフォゴ)が「10番」を背負って3年半在籍したミランが、レンタル移籍をオファーしたという。さらに6月末、スペインラジオ局「カデナ・セール」が来季にミランが欧州カップ戦への出場権を得れば「レンタル移籍のレースでポールポジションになる」とし、年俸200万ユーロ(約2億4000万円)を支払う能力があることも報じられた。

 久保は現地時間4日のリーガ・エスパニョーラ第34節アトレティコ・マドリード戦に10試合連続で先発出場。試合には0-3で敗れたが、相手守備網を翻弄するダブルタッチを決めるなど、今季リーグ戦31試合で3得点4アシストと存在感を発揮している。

 記事によれば、ミランは変わらず久保へ熱視線を送っているという。

「ロッソネリ(ミランの愛称の一つ)が次の移籍市場に向けてリストに記した名前は、2001年生まれの日本代表MFタケフサ・クボだ。若いクボは、レアル・マドリードがその所有権を持っており、今季はマジョルカにレンタル移籍して、良いプレーを見せている。ミランは他の選手を強化するつもりはないが、(久保に)1350万ユーロ(約16億3000万円)を支払う準備がある」

 先日、久保に対してはPSGが移籍金と年俸を合せて総額1億ユーロ(約121億円)を準備し、交渉の席につきたい意思を示していると報じられており、“久保争奪戦”は今後ヒートアップしていきそうだ。(Football ZONE web編集部)