昨年3月に現役を引退したイチロー氏が、SMBC日興証券のWEB動画「おしえて!イチロー先生」で、ある小学生の悩み相談に応じた。

WEB動画「おしえて!イチロー先生」で教壇に立つイチロー


YouTubeで1,000万再生を突破するなど、大好評だったWEB動画企画の第2弾。今回は、イチロー氏が憧れていたという「先生」になり、子どもから大人までの様々な質問に答えた。

その中で、ある小学生が、「中学受験に挑戦しようと思っていますが、将来の夢を決めていないまま進路を決めてしまっていいのでしょうか?」と悩みを打ち明けると、イチロー氏は「僕の場合は野球選手になるという、最終目標ではないけれども1つ大きな夢があって、それに向けて進んでいくことができたので、確かに迷うことはなかった」と自身に置き換えた。

一方で、「僕は野球選手の中ではすごく細くて、『そんな細い体でできないよ』ってみんなに言われたのね」と周囲には否定的な意見も多かったことに触れ、「中途半端に勉強ができたので、先生たちは野球じゃなくて勉強の方で進んでほしいと。だけど、自分の意志をそこは貫いて、僕は勉強を完全にそこで捨てました」とターニングポイントを振り返った。

その上で、「自分の夢がまだ見えていない時というのは、どこかで一生懸命取り組んでいれば、そうすると見えてくるんじゃないかって。今、迷っている状態とか見つかっていない状態というのは、実は良い状態なんじゃないかなって、今、聞いてみて思う」と前向きに捉えたイチロー氏。「一生懸命生きていると、それが見えてくると思う」と小学生に優しく語りかけ、「いろいろな体験をすることでしか見えてこない気がする」とアドバイスしていた。

SMBC日興証券の公式YouTubeチャンネルでは、計27本の「おしえて!イチロー先生」をアップ。イチロー氏の名言の数々が、第1弾に続いて話題を呼んでいる。