アイスクリームなのに食べたらほろ酔い! 今までありそうでなかった高アルコール日本酒アイスを販売するアイスクリームショップ『SAKEICE』が東京・浅草にオープンしました。

販売されている日本酒アイスはミルクとアイスを混ぜ合わせて作っているそうですが、そのアルコール度数はなんと4%! アイスなのに缶チューハイや飲みやすいカクテル級のアルコールが含まれているというわけです。

『SAKEICE』は銀座線・都営浅草線の浅草駅から西に向かって徒歩8分くらいの場所にあります。春の気持ちいい日差しのなか、早速足を運んでみました。

この日は日本酒を使ったアイス2種類のほか、季節のフルーツを使ったアイスなども含め全10種類が販売されていました。

どのアイスも店内に設置されている機械で作っているそうで、少量ずつしか作れないからこそ常にフレッシュな状態のアイスを楽しむことができます。色鮮やかなフルーツアイスにもそそられますね!

でもせっかく『SAKEICE』に来たなら日本酒アイスを食べたいところ。プレオープン期間中はシングルの価格でダブルに、ダブルの価格でトリプルになるキャンペーンが開催されているので、気になる方はトリプルでオーダーして、ひとつをノンアルコールのアイスにするのが正解かもしれません。

というわけでまずは「日本酒アイス」と「男山アイス」の2種類をいただいてみました。どちらもミルクと日本酒を混ぜ合わせて作られているので、見た目に違いはほぼありません。

ところが食べてみるとどちらのアイスもずいぶんと個性が際立っているじゃないですか。「日本酒アイス」はフルーティーな印象ですが、「男山アイス」は爽やかでありながらもキレがある印象。

そしてどちらも口に含んだ瞬間に日本酒の香りが広がり、アイスを食べているのにフワーッと顔がほてってくるような感覚が……! これはアイスだけど完全にお酒だ……!! 食べるお酒だ!!

ミルクと日本酒を混ぜ合わせて作ると聞いて、「そもそもその組み合わせって大丈夫なの?」と食べる前は不安も感じましたが、実際のところはまったく違和感がありませんでした。

日本酒の種類によって合わないものもあるのでしょうが、使用する日本酒を厳選し、そのうえでその日本酒に合うようにレシピを作っているそうで、この2種類に関しては見事にミルクの風味が日本酒のまろやかさと融合しているのです。

味に違和感がないのではじめての体験なのに衝撃は少なく、自然に美味しく食べられるのが逆にすごい。アイスなのに食べていると体がポカポカと温まってくるし、どんどん気分がよくなってきます。

街歩きをしている人に声をかけ、片っ端から日本酒アイスをおごってあげたくなっちゃうし、大量にテイクアウトしてそのまま花見でも始めたくなっちゃう。いかんいかん、すっかりほろ酔い状態になってきた。これはウマいウマいと食べ過ぎたら危ないやつだ! まったく、とんでもないアイスがこの世に誕生したものです。

続いてノンアルコールアイスの「柚子」と「カシス」もいただいてみましたが、どちらも味が濃厚でびっくり。ある意味日本酒アイスよりも衝撃を受けました。日本酒アイスがなくても普通に人気が出そうなウマさ。お子様や車の運転手と一緒に足を運んでも、このクオリティのアイスがあるなら日本酒アイスを食べられなくても満足できそうです。

ちなみに日本酒アイスに使用する銘柄は月に1回程度のペースで入れ替えをおこなっていくそうです。それなら足繁く通っても飽きないですし、アイスを通じて全国各地の美味しい日本酒を知ることができるのも嬉しいですね。

皆さんも浅草に足を運んだ際には『SAKEICE』で日本酒とアイスの新しい組み合わせを体験してみてはいかがでしょう。

店舗情報

SAKEICE Asakusa Shop
住所:東京都台東区浅草1-7-5
営業:10時〜18時
定休日:なし
https://sakeice.jp/ [リンク]

(執筆者: ノジーマ)

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