シャルルロワの中心選手として活躍する森岡 photo/Getty Images

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現在、ベルギーのジュピラー・プロ・リーグでは多くの日本人選手が活躍しているが、その中でも今季ひときわ輝きを放っているサムライがいる。シャルルロワに所属するMF森岡亮太だ。

ベルギーにおける日本人選手ブームの火付け役である森岡。2018年冬にステップアップを果たしたアンデルレヒトでこそ苦しい時間を過ごしたが、その後加入したシャルルロワでは出色のパフォーマンスを披露し続けている。今季はここまで中心選手として現在3位につけるチームを牽引。個人成績6ゴール5アシストも称賛に値するものと言っていいだろう。この日本人MFはシャルルロワで“6番”という新境地を開拓し、復活を遂げている。

そんな森岡の今季パフォーマンスには地元メディアもメロメロなようだ。ベルギー『Het Laatste Nieuws』はシャルルロワを率いるカリム・ベルホシン監督の手腕を称える記事内で、この日本人MFについても言及。森岡とマダガスカル代表MFマルコ・イライマハリトラの中盤コンビは、ベルホシン監督が採用する戦術の要だとし、次のように称賛を送った。

「ベルホシンがシャルルロワの監督に就任した際、彼には多くの疑問が投げかけられていた。特に戦術に関しては。しかし、この指揮官はその疑念を瞬く間に振り払った。彼はいくつかのシステムを採用するが、その中でも特に印象的なのはモリオカとイライマハリトラの中盤コンビだ。この日本人は6番の位置で完全に復活し、シャルルロワに今まで見たことのないようなものを提供している。モリオカはイライマハリトアのパフォーマンスを向上させ、イライマハリトアはモリオカのパフォーマンスを向上させる。非常に手強いコンビだ。この2人はまるでアーティスト、そして詐欺師のようにプレイする」

中盤で互いの良さを引き出し合う森岡とイライマハリトア。シャルルロワの好調は彼らによって支えられている。すでにプレイオフ1への進出が決まっている同クラブだが、その中でも森岡とイライマハリトアは自分たちの良さを存分に発揮することができるか。シャルルロワの出来は中盤の要である2人のMFにかかっている。

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