マジョルカにレンタル中のMF久保建英

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 マジョルカの日本代表MF久保建英が日本のテレビ番組で受けたインタビューに対し、スペイン『アス』など複数メディアが注目している。

 18歳となった今年6月にFC東京からレアル・マドリーへの移籍が発表された久保。加入後に行われたトップチームのプレシーズンツアーに帯同すると、親善試合で好プレーを見せた。同紙はレアル加入当初を振り返った久保のコメントを記事で取り上げている。

「初日の練習に行く時は『どうしよう』と思って。もう自信をへし折られたらどうしようとか。でも、トップレベルの選手と練習や試合を重ねていくうちに、それがある種、当たり前みたいな感覚になっていきました」

「プレシーズンが終わる時に、ジダン監督などから『残ってほしい』と言われて色々と悩んだんですけど、やっぱり1回、自分がやれるのかどうかを試してみたい思いが強くあって、『(マジョルカに)行けるなら、行かせてほしいです』という話をしました」

 久保はカスティージャでプレーしながらトップチームでの出場を目指す選択肢もあったが、今季はマジョルカへの期限付き移籍を決断。「彼はジダンの意思に反し、自分の進むべき道を求めることに賭けた」と伝えた同紙は、自身のストロングポイントを問われた久保の発言も紹介している。

「DFの間で受けてのドリブル、状況判断だったり、あとはプレーのバリエーションが多いかなと思っています。あまり好きではないですけど、カメレオンみたいな。どこにでも対応できる選手だと思っていて、例えば堅守速攻のチームでもある程度スピードもついてきていますし、縦に仕掛けたり、逆にボールを持てるだったりとか。そういうふうに臨機応変に対応できる選手になることで、どこに行っても試合に出られるような選手になれると思いますし、そういう選手を今は目指しています」

 レンタル先のマジョルカで奮闘する久保は、今季ここまでリーガ・エスパニョーラ15試合に出場し、1ゴールを記録している。現在リーグは中断期間中。次節は来年1月5日にアウェーで開催される第19節グラナダ戦となっている。